下手でも良いんですよ
今日のチームワーキング演習では、ディベートをしました。全ての自動車を電気自動車にすべきかどうか、チームごとに賛成、反対に分かれてもらってディベートをします。
チーム内の全員が賛成派だった1班は、進行上の都合で反対派にまわってもらいました。
でも、結果としては、1班の得票が1位になり、どんなテーマであっても、自分の考えと違ったとしても、それをどう考えてロジックを作り説得力を増してゆくか。その柔軟性と攻めるべきポイントを押さえた結果でしょう。
他人事にならないように、全員が1回か2回発表するようにプログラムが組まれているのですが、一人で3回も発表し、しかも、もう一人のペアは紙を持って立っているだけというチームを見つけました。
なぜかと聞くと、「調子が悪いらしんで、、、」何が調子が悪いのか聞けば、中国人が一人いて上手く喋れないからその人を削ってやっているということ。
そのチームは一人の上手い人がほとんどを喋っていて、プレゼンが上手かったので票はダントツに多かったのですが、そういう勝ちが目的ではないので。
「下手でも良いんですよ。一生懸命やれば良いんですよ。それで誰も嫌な思いはしない。逆に頑張ってるなと感心する」
授業後、その中国人学生は一人謝りに来ました。「でも、あなた一人のせいではなくチームで決めたことでしょう?」
そういう姿勢は、本当に素晴らしいと思う。日本人は敵わないなぁと思います。