スケッチの講習
今日は、一年生後期の最初の授業でした。
今まで一年生の授業は持っていませんでしたが、演習授業の最初の2回だけデザインスケッチ講習を私がすることになりました。
今年は2年生の前期のデジタルグラフィック演習で、デザインスケッチを入れ込みましたが、1年のうちからするのが良いだろうということで今日からの授業に入れました。
授業の最初にマグカップのサムネイルスケッチを何も教えずに描かせました。
その後、デザインスケッチとデッサンの描き方の違い、手の使い方ではなく、身体と関節の使い方、ペンの特性の理解、線や円の描き方を教えました。最後にまたマグカップを描かせました。
本気なのか?冗談か?と思うビックリするような感想を書いた人がいました。
「芸術とはこんなに素晴らしいのだと実感し、泣きました。普段、何も考えずに書いているマグカップも、いろいろな円、線、立体、手首、腕、肩などを駆使して構成されていると知って、何か変わるのだろうか?と疑っていましたが、驚いたことに、まるで違う絵が完成しました。今回の授業で間違いなく成長しました。そして、私は成長をやめないでしょう。造形とは奥深いです。ありがとうございました。」
泣いてました? 本気ということにしておきますけど。
「ローマは一日にして成らずだなぁ」と思いつつ授業をしていましたが、
短時間で成長を感じてもらえて嬉しいです。