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「生誕120周年サルバドール・ダリ〜天才の秘密〜」展

大分県立美術館で開催中の「生誕120周年サルバドール・ダリ~天才の秘密~」展に行ってきました。ダリは私の大大大好きな画家です。
偏執的で繊細でダイナミックで奇想天外でユーモラスでロマンティックなところ。大好きです。
大分県立美術館もとってもおしゃれでした!

「O」から覗く感じがいいですね


最近は展示を撮影できるところもとても多いですけど、「ダリ展」は撮影禁止です。そのぶん、目に刻みつけておこうと必死で観ますね。解説も隅から隅まで読んで、だいぶ長い滞在になりました。

入り口から別世界に入るための「間」のような空間があり、そこがワクワクを掻き立てられて良かったです。私はいつもダリを見る時は「翻弄され」に行くのです。それがなんとも気持ちいいのです。


昔、「ダリ天才日記」という映画を見たのですが、その内容を思い出しました。もう一度ダリの人生・功績をなぞっているような感覚がありました。シュールレアリストたちとの確執や、写真家フィリップ・ハルスマンとのコラボ、ガラとの愛、商業的成功まで、ダリはわがままに芸術を追求してきたことが伝わってきます。
ところでダリ役を演じたロレンツォ・クイン、好きだったなあ〜。セクシーで良かったな。もう今は役者はやっていないみたいですね。
あまり知られていないかもしれませんが、大好きな映画です。


20年ほど前、ダリが眠る「ダリ劇場美術館」(ダリのお墓になっています)が見たくて、スペインのフィゲラスまで行ったことがあります。
「もうやめて!」ってぐらいのダリの作品の世界に飲み込まれ、翻弄され、最高の美術館でした。スケジュールの都合で、カダケスまでは行けなかったのが心残りです。また行きたいなあ。

古い写真を引っ張り出してきました。外観からして奇想天外です。壁にパンが、屋上に卵が!
下の写真、車の中に雨が降る仕掛けです。


さてこの「生誕120周年サルバドール・ダリ~天才の秘密~」展では、ダリ以外の画家の作品も併せて展示があり、少し得した気分になりました。ミロ、マグリットなど・・

全体的にかなり見応えがある展示で、福岡から2時間半!かけて行った甲斐がありました。私が一番好きだった作品は「パンとクルミ」です。ダリ作品の中で「パン籠」は有名ですが、ダリの描くパンは、いつも執拗で緻密で、大好きです(笑)。それがじっくり見れて良かったです。
他にもたくさん好きな作品がありました。「引き出しのある女たち」「回顧的女性胸像」などなど。

2025年最初に行った美術展がダリとは、いい1年になりそうです。

巨大なダリのポートレートがお出迎え。はっきり言って顔が好きです。


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