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作業机としてIKEAのダイニングテーブル「SKOGSTA」を買う


動機

趣味と本業の狭間でレザークラフトに日々取り組んでいる。
皮革素材や金具を使って、財布やカバンなんかの革小物を製作するのがレザークラフトである。
机の上で革を広げたり、切り出したり、金物を叩いて打ち込んだりをする作業工程がある。ゆえに本格的な作業をしようとなると、ある程度大きさがあって頑丈なテーブルが必要になってくる。

工房の作業机。横幅が230センチくらいあった。

これまでは、革細工の工房として使うための部屋を同級生と折半して借りていて、その部屋に作業机を造作して使っていたのだが、お互いのアクセスの悪さもあってか二人で利用する機会がほとんどなかったので、残念ながら今年の8月に解約してしまった。

そして今後は「お互い自宅に作業スペースを構えよう」という話になったので、それなら自宅に1枚革を広げられるような大きいテーブル(できれば無垢材の)がほしいなあと、以前からぼんやり考えていた。

自宅で使ってたテーブル。革細工するには小さい。

IKEAのダイニングテーブル「SKOGSTA」とは

スコグスタ。名前の意味は分からない。IKEAが販売しているダイニングテーブルの中でも、8人用サイズはかなり大きめの分類(同じデザインで4人用と6人用のサイズ展開されてる)

ナチュラルな風合いのアカシア材が魅力。脚部のデザインがスタイリッシュでお洒落だなあと思った(ちなみに脚部の材質は鉄だと思い込んでたけど実際は黒く塗装されてる木材でした)
ダイニングテーブルなんてそんなに頻繁に買い替えるものではないけど、これならデザインにも飽きずに長く使えそうかな?という印象だった。

購入から搬入、組立まで

メルカリでも売られてる(ほぼSOLDになってた)

もし中古で美品があるなら、それでも問題ないのではないか?と思って検索したら、フリマアプリで中古のスコグスタがたくさん売られてた。ダイニングテーブル要らなくなった人って案外多いんですね。
運良くメルカリのアプリで公開されたばかりのスコグスタに巡りあうことができたので(しかも美品)そのまますぐに購入ボタンを押した。

それから1週間くらいで自宅に届いた。
天板の長さが235センチもあって、マンションのエレベーターに入り切らなかったようで、配送のお兄さんが2人がかりで汗だくになりながら階段で運んでくれた。すまない。
ちなみに今回は送料込みの金額で購入させてもらったのだが、あとで出品者さんから聞いた話、配送費だけで3万円近くかかったそうなので、出品者さんには販売利益がほぼ残らなかったそう。梱包まで丁寧にしてもらったのに本当すまない。。

イケアの説明書。誰にでもわかるように言語がほぼ記載されてない

毎度イケアの説明書はイラストがかわいい。
1人じゃなくて2人で組み立てしてね、傷付くから下に何か敷いてね。分からんことあったら電話するんやで。わかりやすい絵で説明してる。

組立は1時間程度で完了した(説明書無視して1人で組み立てた)

使用感

どっしりしてて
何でも置ける

でかい。最高。ほんとに何でも置ける。何ならセミダブルベッドぐらい大きいので来客者がもし泊まることになったらテーブルの上に寝てもらおう。
部屋の雰囲気もガラッと変わった気がする。IKEA色に染まってしまった。ダイニングテーブルが主役になってしまった。けど、それも悪くないんじゃないかと思っている。スコグスタのダイニングテーブルは、ナチュラルな木目調のフローリングの部屋なら大概相性は良いと思う。観葉植物なんか置いたらそれだけで丁寧な暮らしを演出できる。

相性◎

ただ、せっかく買ったのに1枚革をテーブルに広げるという動作はしていない。
なぜかというと、革を大きく広げるためにテーブルの上に置いてあるものを毎回動かさないといけなくなる。その手間に加え、作業机とダイニングテーブルを兼用しようというのは何とも衛生的によろしくない気がしてきた。
結局、細かい切り出しや製図、仕上げ作業だけを行うものとし、革を広げるときは床に包装紙を敷いて行っている。

良かった点、気になる点

【良かった点】
・大は小を兼ねる
「食事をする」「読書をする」「何か作業をする」という動作を、いちいちテーブルの上を片付けることなく行うことができる。
例えば、左側で革細工しながら、ご飯食べるときは右側に移動したりとか。これがとても便利。

・基本的にどんな部屋の雰囲気でも馴染みが良い
天板の形状はシンプルで癖がなく、脚部のデザインはスタイリッシュ。無垢材と黒の2色使い。この要素は北欧風でも和風でも、インダストリアルでも合わせられるデザインだと思う。

【気になる点】
・オーバースペック
目的があって購入するのはOKだと思うけど、本来うちのような2人暮らしの家庭に8人用のダイニングテーブルを使うことは完全にオーバースペックになる。
235cm×100cmと大きめなので、リビングの大きさは最低でも14帖くらいはあった方がいいと思う(うちの場合はリビングが16帖で、部屋の1/3くらいをテーブルが占めています)

・あれこれ置いてしまう
掃除をこまめに行う家庭なら問題ないが、たとえば共働きで、お互い多忙で掃除が疎かになる時期があったりすると、とにかくテーブルの上に物を置きっぱなしにしてしまうので、かえって散らかって生活感が出てしまう。

・処分したい時や引っ越す時に大変なのでは
たぶん大変。またひっくり返してバラバラにする作業が大変。もし要らなくなってフリマアプリで出品するにしても送料が高い。
引越し業者さんから聞いた話だけど、引越し業者の人たちはIKEAの家具はあまり好きではないらしい。理由は、作りが複雑な上に、変な木のネジで接合されてたり、鉄ネジ使ってたとしても素材が弱くて折れたり回しにくかったりするからだそうです。

まとめ

結論、在宅でデスクワークのお仕事をされるようなライフスタイルの方には本当におすすめです。僕自身はレザークラフト目的で買いましたが、パソコンを使って仕事をすることも多いのですごく重宝しています。
ダイニングテーブルにしては、サイズも値段も大きくなりますが、その分だけ長く愛用してもらえるアイテムだと思います。
気になったらぜひ見てみてください。



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