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メガネ産地、鯖江って?
「メガネの産地、鯖江」という言葉はいつから始まったのでしょうか?
業界人なら知らない人はいないでしょう
一企業がマーケティング戦略で仕掛けた言葉で、それまではメガネ産地鯖江という認知度は皆無でした。
福井県内でも鯖江にメガネ工場が多いと知っていても国内メガネフレームの9割以上を生産しているとは知らなかったと思います。
そう言った意味では一企業が仕掛けたマーケティング戦略の影響は大きいですね
話は変わりますが、メガネメーカーの殆どは小規模メーカーなので企業として欠けている部分が多々あります。
例えば「ホウレンソウ」
どの企業もホウレンソウは当たり前と言うより必須ですよね?
残念ながらメガネメーカーにはホウレンソウを軽視している所が多いと思っています。
ホウ
レン
ソウ
が密ならトラブル被害の重大性は半減すると思っています。
大概はホウレンソウがなく、ギリギリまで心の隅っこに埋めておいて、余裕がなくなってから放出し、こちらが仕方なくなく引き取るって事が度々あります。
特に職人と耳障りのいい言葉が独り歩き始めてから、その傾向が強くなっています。
「俺は職人だから任せておけ」とも捉えられる言動が見られます。
しかし、「職人」も一企業がマーケティングで使った仕掛けの単語なのです。
それを理解せずに自分の都合の良い解釈して顧客に押し付けている様に感じます。
私は常々言ってますがメーカーの人間が職人と言い始めたら、その業界は衰退すると言っています。
設備投資や新規開発よりも人の技によるモノに頼り始めてはメーカーの進歩は止まります。
恐らくと言うか既にその傾向は見られますが、鯖江のメガネメーカーは工場から工房に業態を変えるでしょう。
こうなった時に分散製作のメガネ生産が上手くいくのか不安しかありません。
弊社は数年前から脱鯖江を目指して徐々に移行しています。
メガネ産地が衰退しても、いいメガネを皆様に使っていただける様に!!!