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コロナ対策、日本人が絶対真似できない韓国のコロナ対策

※この記事はブロガーさんより寄稿いただきました。

最近ニュースを見ていると「日本も韓国のコロナ対策を見習ってPCR検査をすべき」との声が所狭しと上がっておりますが、実際のところはどうなんでしょうか?

これらの問いに対する回答を今回韓国人と日本人夫婦の動画が上がっていたので紹介したいと思います

日本のPCR検査はなぜ進まないのか?

よく日本はPCR検査数が少ないと言われておりますが、これには二つ理由があります。

①そもそも、むやみやたら検査を行ったところで精度は上がらないどころか、下がるだけで、ほぼ確実に症状が出ている人に対してのみ行った方が良いので
②PCR検査は多くの時間とまた、専門の検査技師が必要なこと、装置も限られているのでむやみやたらに行うと無駄な検査が増える。また、検査に時間を取られることで他の治療に専念できない。

おそらく、日本でPCR検査数を増やせと言っている方は②はともかくとして、①について特に理解していない人がいると思います。なぜむやみやたらとPCR検査を行ってはいけないのか取り扱っている動画があるので、参考にしてください。

ざっくり言うと、検査をする人をちゃんと吟味しないでいきなり検査をしても0.5%ぐらいしか精度が出ませんよと言う話です。全く意味ないわけです。日本はそのことを知っているから、むやみやたらに検査を行っていないだけなのです。最近メディアで検査数を増やせと言うのは非専門家の方が多いのは、こう言った事情を知っていないからに他なりません。

徴兵制を否定した日本の失敗

日本には徴兵制度がありません。個人的には徴兵制度はいらないと思いますが、今回のコロナの件ではこう言った組織の有る無しで対応が変わってしまいました。結論を言うと、韓国には徴兵制度があります。そして、そこから大量の公衆保険医を生み出したのです。確かに国民全体が兵役義務があるのですから、公衆保険医もその分生み出されるわけです。その数は約3000人以上。この大量の公衆保険医が、韓国で特に感染者の多い地域に訪問で人海戦術を使って検査を行ったのです。それにより、大量の検査を可能としました。一方日本では、公衆保険医と言うものがありません。自衛隊にも医師はおりますが、韓国に比べ圧倒的に少ないです。それは、そもそもそう言ったシステムが存在しないからです。

過剰なプライバシーの侵害が生み出した功罪

今回韓国では個人が所有しているスマートフォンのGPS情報から感染者の動向を探り、その結果感染者の特定が早まった。もちろん、特定の過程で個人情報が漏れるなどの問題もあったそうだが・・・

これを可能にしたのが、韓国も同じマイナンバーというものがあるのだが、日本よりも進んで運用されている。就職にも必ず必要だし、スマホなどにも紐付けに必要がある。つまり、個人のマイナンバーから本人のスマホの情報とひもづけることができるのだ。

日本にも以前からマイナンバーは運用されているが、いまだにうまく活用されていない。就職にはいまだに住民票を取りに行かなければならないし、病院も保険証が必要だ。そもそも、マイナンバーの運用が遅れた経緯も、ある団体が、人を番号で管理することの道徳観が問題だとか、監視社会を危惧してのことだが、そのしっぺ返しが今来ているのだ。

既存の価値観を破ることが今後必要

コロナの前に以前から憲法改正が唱えられてきたが、議論の段階になって戦争が始まるからという都市伝説のような叫び声が発生し、幾度か中止されてきた。しかし、今回のコロナ騒動で時には国がきちんとコントロールしなければならない事が痛いほどわかったはずだ。しかも、世界はすでにマイナンバーの活用を有効に使っている。

権利というものは、生きているからこそ使えるものである。それが、ちょっとしたプライドで、国にコントロールされているのが嫌だからと言って拒否をしていては永遠にスマートな未来はこないであろう。

今回のこの機会に、マイナンバーが広く活用され、緊急事態の時には最大限活用されるような社会になるように取り組まないといけないのではないか?

なお、現在フリーランスとして世界中を旅しながら日々の思ったことや、デザインに関する記事を書いております。興味があれば、是非ともお立ち寄り下さい。




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