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ユーザビリティテストの大切さを改めて感じた話


はじめに

弊社プロダクトSynergy!のUIUXデザインを担当している若松です。
Synergy!を使ってくれる方々に迷いなく、
心地よく操作してもらえる管理画面を作るべく日々頭を悩ませています。

Synergy!について

たくさんのお客様にご利用いただいているCRM(顧客管理システム)です。
詳しくはこちらをご確認ください。

ユーザビリティテストの大切さ

機能の追加や、使いやすさ向上のための画面遷移の変更など、大きな変更がある場合はユーザビリティテストを実施しています。
私はまだ数回しか実施したことがないのですが、その数回でも毎回新しい発見がありユーザビリティテストの大切さを実感しています。

色々感じた中のほんの一例ですが、ユーザビリティテストを行う中で
色の違いにより、行動が変わることについて再認識したことがありました。

Synergy!ではデータを自動で処理できる機能があり、
データを処理する際のステータス部分について改修検討を進めていました。

こちらは改修後

ユーザビリティテスト前にはシステム上の挙動が異なるため、
・赤いバツマーク(処理が失敗した場合)
・グレーのバツマーク(前の処理が失敗したため未処理の場合)
この2つのステータスを作成していました。

しかしユーザビリティテストを行ったところ、赤いバツマークはエラーで確認が必要であると判断することが多かったのですが、グレーのバツマークを赤いバツマークの処理と同様に確認が必要であると判断した人が少ないことがわかりました。


ユーザー側としては、その後対応しなければならないことは変わらないという観点から、グレーのバツマークを赤いバツマークに変更することにしました。

次にユーザビリティテストを行ったところ、全員が確認しなければいけないと判断しました。

終わりに

背景を知っているためユーザー目線が損なわれてしまう事もあります。
日々ユーザー目線が損なわれないよう気をつけてはいますが、自分自身の先入観や、気がついていない視点に気づくことができるユーザビリティテストの大切さを改めて実感した例でした。

今後もSynergy!のUIを検討する際は、ユーザビリティテストなどを通して確認検証をしていき、より使いやすいUIを作っていきたいと思います。