ダーウェント インクテンスの使い方 布編

203 回視聴 2022/03/07に公開済み
【布に塗って洗濯しても色落ちなし】
インクテンスは、「布に塗れる」という色鉛筆として多くの人が知り始めている特殊な色鉛筆です。

もちろん、厳密に言うと、どの色鉛筆も布の上に塗れば濡れます。
しかし、そのまま洗ってしまえば、色が落ちます。
インクテンスの特徴は、この塗った後、「40度以下の水洗いであれば、色落ちすることはない」というところです。
色落ちしない程度は、「殆ど落ちてない」レベルで固着してくれます。

この特徴は、「水溶性」から「耐水性」へと機能性が変化する強みを、DIYで工芸作品の上に色を固着させる作業に活かした、ちょっとした応用編となります。

【どんな布にも塗れるの?】
色の乗りの違いはあるものの、塗って固着するという意味では、ほぼ全ての布で実現は可能。
気を付ける必要があるのは、水筆から出てくる水の量を最小限にとどめながら塗らないと、溶けた色が水に布の中を水に乗って広がっていってしまい、本来、塗りたかった箇所以外へも広がっていってしまいます。


【どんな風に塗ったら綺麗に塗れるの?】 
水筆の水の量は、最小限にとどめること
広範囲を大胆に塗りたい場合にお勧めなのは、先に布を濡らしておくという方法です。
この方法で塗る場合は、水で濡らしておくのではなく、日焼けした後に塗る、「アロエジェル」のようなジェル系を広範囲に塗っておきます。べとべとしないジェル系であれば、何でも使えると思います。
何故ジェルがいいかというと、水よりも粘着性があるため、布に湿らせたときに、布の中で動くことがないため、色も広がることがありません。
ジェルの上から、広範囲に綺麗に濡れたら、色が乾くのを待ち、乾いたら水洗いしてみましょう。ジェルは水に溶け、色だけが残ります。

【布以外に塗れるのは?】
木やセラミックにも塗れます。