ジャパンカップ!第5回ダビマス王座、スマイル牧場のレース展望
まず始めに。これは情報戦が目的ではありません。勝つために偽りの情報を流してライバルたちを操作しようとする。それも作戦のひとつでしょう。ですがそれは面白くありません。
何のためにこの記事を書くか。それはダビマス王座を自分自身が一番楽しむためです。王座決勝を数日後に控え、そのレース展望がオープンになることで、観戦を楽しみにする皆さんに少しでもプラスになってほしい。それが何よりです。勝つためだけに戦うことはもうやめました。
さぁ、それでは250非凡だらけの王座決勝のレース展望に移りましょう!
ジャパンカップのレース展望
ダビマスNo.1決定戦に最も相応しい舞台、ジャパンカップ。
1)レース展開
2)脚質
3)勝つために必要なこと
の順に検討していきます。
まずレース展開をひと言でいうと「団子のように固まる」。250非凡が当たり前、究極のハイレベル。王座決勝の生産前から250非凡の既存馬が多数いるチャンピオンコースです。
このような条件では、素体重視の才能選択をしても4コーナーを後方から捲り切ることはできません。さらに極端に能力が劣る馬がいないことから先頭から最後方まで6馬身程度にまとまる傾向が強い。
つまり、団子状態で最後の直線を迎えることになるという見立てです。
それを前提に、脚質毎の戦い方を見ていきましょう。
逃げ:直線バフ量不足で不利
先行:直線すぐにスタミナ回復する非凡効果が武器
差し:スペシャルウィーク特化非凡が人気
追込:オルフェーヴル非凡のバフ量は最強
逃げ
逃げがいるかどうか。その読みによって、脚質と才能の選択が分かれます。
逃げは直線バフ量が他脚質に比して少ない。けれどだからといって、直線バフ量を確保するために逃走・珠玉を他才能に置き換えると4コーナー時点でのリード確保が不十分となり、先行勢の強才能・王者猩々によって守護神が発揮されない位置まで順位を落としてしまいます。仮に4コーナーで発揮される才能のAceを採用したとしても同じです。
逃げは明らかに不利ですから、いないものとして考えるほうが理にかなっています。
しかし、そう断言はできません。王座はチーム戦だからです。チームメイトをアシストするために敢えて逃げを選択し、先行馬の単騎逃げ封じ・差し追込馬のクローザー発動を狙うことが可能…。そんな展開がありえることも、王座JCの見所の一つでしょう。
先行
続いて先行。とても有利に戦える展開がありえます。スタミナ回復する非凡効果を頼りに直線バフ才能に振り切って戦えるからです。
この作戦を選ぶ場合、オルフェやスペの素体重視のライバル馬が増えることが追い風となります。他馬が素体重視の才能選択になればなるほど直線バフ量の勝負で優位に立てるからです。これは私が昨年の王座決勝・凱旋門賞の舞台で選んだ戦法で、結果的に当時の最適解でした。
才能選択の例ではテンポイント非凡のスタミナ回復効果に期待して直線バフを中心に採用しています。ですが究極決戦に向けて仕掛け遅れに一抹の不安があります。そこで守護神の代わりに日杯を採用し、仕掛け遅れを予防する作戦もありえます。
さらに逃げ馬がいない場合、先行でありながら単騎逃げを狙うことも可能。それをアシストするための才能として珠玉を選択することは必然となります。スタート後30mで光る馬たちに注目です。
差し
そして差し。スペシャルウィークを筆頭に、ステイゴールド、ブライアンズタイムなどの非凡が選択肢となります。
差しの場合、作戦は2つに分かれます。スタミナ重視または直線バフ特化の才能選択のいずれかです。
ここで私の馬を紹介します。
フリュウゲル(スペ非凡・スピ128スタ127)
スタミナ重視の才能選択の典型例です。3番人気縛りの協心戮力が発動すれば優勝する可能性があります。
ですが、このような才能選択をする人が増えれば増えるほどレースレベルは高まり、4コーナーを捲りきることができなくなります。先行馬に対してポジションで不利な分、差し切ることが難しい。
そこで差しのもう一つの戦い方が生まれます。直線バフ特化の才能選択です。例えば、銘心、新日プロレス、晩夏、鯨波、日輪(開闢または両方)。
日輪(開闢)のスタミナ回復で直線の仕掛け遅れを防ぎ、残りは強力な直線バフ才能に振り切るという戦法です。
ですが、この戦い方にも短所があります。前壁リスクです。前述のとおり先頭から最後方まで6馬身程度にまとまる傾向が強いレースレベルでは特に直線を向いた直後がごちゃつきます。その間にほとんどの才能が発揮し始めてしまうため、前方が壁という不利を受けやすいでしょう。
ただし幸いなことに先行馬が4コーナーで王者猩々を発揮することで2-3馬身程度、差しと先行との間にスペースが生まれます。それを使って上手く進路を確保できるかどうか。4コーナー~直線にかけてごちゃつくシーンに注目です。
追込
最後は追込です。オルフェ、ディープ覇煌ともに人気縛りの非凡です。非凡を発揮させつつ、直線バフ量を確保できるかどうかが鍵。
人気をとりにいくあまり素体重視にしすぎてはダメ。直線バフ量を重視し過ぎても非凡が発揮されません。このギリギリを狙えるかどうかが肝要です。
人気を確保するため才能選択の指針は2パターン。スピード型またはスタミナ型です。前述のとおり、差しのスペシャルウィーク非凡がスタミナ型を選択しやすいため、追込(オルフェ非凡)だからこそのスピード型は選ばれやすいでしょう。
そして特に面白くなりそうなのが、オルフェ非凡がほぼ発動するということ。公式BCではオルフェ非凡の不発を頻繁にみかけます。ですが、4コーナーを捲りきることが難しくなるほど高いレースレベルの今回、先行が人気する見込も相まって残り500mで6番手以下というオルフェ非凡の発揮条件が満たされることがほぼ確実です。
4番人気以内の追込馬がレース発走前の出馬表で最注目を浴びることは間違いありません。
勝つために必要なこと
運とギリ攻め。
運よく得意騎手、運よく好位置、運よく単騎逃げ、運よく前壁回避。昨年までと違って250非凡が大前提、勝利の戦法も知れ渡ってきた今大会、勝敗は運に委ねられます。
ですが、その中でも自分自身でコントロールできることがあります。
負けたときは仕方ないというくらいの気持ちで、思い切ってギリギリを攻めることです。先行、差し、追込いずれの脚質においても、安全な選択とギリギリを攻める選択の二者択一に迫られます。そしてその決断が勝敗へとつながっていく…。
勝者の条件を満たし、運よく王座につくことができたとき、その人はそこで何を思うのでしょうか。
出場者目線のレース展望は以上です。王座第2レース、マイルCSのレース展望はこちら。
ダビマスをガチ視点でかたっていきます