ケムニマキコ

鷺です。基本川に居ますが書きたいものがある時にこちらへ来てます。

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君の知らなひ物語(古賀コン6/テーマ「架空 “☆1” レビュー」)

君の知らなひ物語  おぎゃあ! お前がカスタマーレビューに⭐︎1をつけたとき、俺は生まれた!   俺の使命は⭐︎1レビューをつけたお前のレビューに⭐︎1をつけること! だってお前、他人が汗水流した労働の成果に⭐︎1つけるか普通? どう考えても⭐︎1なのはお前の人生だろって話なんだよ、だろ!?!? 俺はそんなお前の思い上がりに警鐘を鳴らすためにあえて心を鬼にしてお前に⭐︎1をつけたわけよ。鐘だよ、ゴーンつってな!   おぎゃあ! おぎゃあ!! ⭐︎1をつけたレビューに⭐︎1を

    • シンジくん(古賀コン5投稿作品)

      コンビニの角を曲がると、逃げちゃダメだ、が道端に落ちていた。このように、不要になった座右の銘がポイ捨てされているのは決して珍しいことではなかった。座右の銘の処理は素人には難しく、廃棄の際は専門の業者が回収することになっていたが、それを拒む者は年々増えていた。自分の座右の銘を知られたくないというのが、主な理由だった。あらゆる価値観が流動する現代社会において、かつて座右の銘だった言葉達は次々と廃棄されていった。特に「逃げちゃダメだ」「退かぬ、媚びぬ省みぬ」などマッチョな価値観を持

      • みょるにる(古賀コン4投稿作品)

        1  僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、そのバスは右に曲がった。そのバスで、ある日おかしな事があったんです。 だって、いつものような、神様もいるから、最後まで行ったんです。痛いから。それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ大きい人もいたんです。毛むくじゃらです。おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、ある道を左に曲がった所で、いきなりブレーキをしたんです。急にです。それで、本当に急にキー---っ

        君の知らなひ物語(古賀コン6/テーマ「架空 “☆1” レビュー」)