「頑張れない自分」を追い詰めているのは、きっと自分自身だ。
2021/10/05
追記:加筆修正を行いました。
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夜、遅くまで起きていて、自分でもいつ寝たのか思い出せないまま、午後に起きて、くたびれた服装のままコンビニに向かう。
なにか食べたいわけでもなく、なんとなく目についたサンドイッチを買って、小銭数百円の食欲を胃の中に押し込む。
タバコを吸いながら、こんなことを思う。
「僕は何をしているんだろう」
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前回のnoteにも書いたけれど、大学に入学してもう1年になる。
その間、僕は何もしてこなかったし、何も得てこなかった。
漠然と「なにかをしなければいけない」と思うあまりに、気づけば「なにもできない人間」に成り下がっていた。
何もできない人間も、何もできない人間なりに思うことはあるようで...。
「このままじゃだめだな」とか
「ちゃんと学校行くようにしなきゃな」とか
常に頭の片隅に、そんな考えが住み着いている。
6畳1間、家賃3万のボロアパートの部屋の隅で、一人、なにをするわけでもなく、ただ丸くなってぶつぶつと物思いにふけっている僕のように。
カーテンの隙間から差し込んできた陽の光を避けるために小さくなることはあれど、自らそこを動こうとはしない。
タバコ片手に、コーヒーを飲みながら考える時間が好きだ。
ぼーっとしながら、それでもいつもより1つ深いところまで考えを巡らせられる。
僕の中にはいつも、「こうであらなければいけない理想の自分」がいる。
周りに期待されている僕はこうであるべき。
誰かにこうおもわれているから僕はこうあるべき。
いつの間にか、そんな風に自分を型に当てはめることが普通になっていた。
そして、その型にはまることのできない自分はどうしようもない奴なんだと、いつものように落ち込んで、塞ぎ込んで、引きこもる。
結局、僕を苦しめているのは、「こうでなければいけない自分」を作り出した僕自身だ。
そんなことはとうの昔に気づいていたはずなんだ。
でもやっぱり変われない。変わらない。
そんな毎日を繰り返しながら、いつまでも僕はこの部屋に引きこもり続ける。
今日も、明日も。
「きっといつか変われる日が来るから」なんて、根拠のない、なんの慰めにもならないような淡い期待を持つことも、もう疲れた。
ただ僕は、何をせずとも過ぎていく時間を、とりあえずこなして、とりあえず生きていくしかないんだとも思う。
「今はまだ苦しくとも、いつか幸せになる日が来るまで」なんて、来るはずの無い日を、それでも夢見ながら。
生きるってそんなもんだ、などと妥協して。
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