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雑記1237「これは根性論ではない」

最寄りのプールが2月からメンテで2カ月も休館しちゃうんで、その間どこでダイエットしよっかなぁ、と悩んでるところ。


ウソ。悩んでるは言いすぎた。
でも結局ねー、気になるのはガソリン代なのよねー。次に近いとこってのはどこもそれなりに離れちゃうでねー。隣の市になっちゃうでねー。

タダだし、走りゃいいじゃんって思われるかもだけど、これがまー続かんくてなぁ。休憩挟んで、合計でも20分とか無理だろな。微妙に右ヒザも悪いし。
だけど、水泳だと長くて3時間とかいけちゃうわけ。10分休憩とかコース端で小休止とかはあるけどね。それにしてもいけちゃう。

これがいわゆる向いてるってやつなんだろね。
ムンッと水を掻く時の本気度によって、体を滑る水流が変わる気持ち良さ。「あぁ、進んでるなぁ~」って思える時のニタニタ感。こんなの陸上ではないからねー。

あー、陸上である人もいるのか。そういう人は「風になる~」なんてことを感じてるのかもしれない。
オレだって小5ぐらいの時は渡り廊下をダッシュした時の快感を感じてたもんなぁ。


イチローが高校球児に伝えた「全力でも形を作る」。これはへばって来てフォームが崩れそうになるところを、なんとかフォームを保てってことなんだけど、これを思い出して泳いでた。
もう水中でゼーハーいってるような運動強度の時は、どうしても腕がバチャンバチャン(クロール)なりかけるし、息継ぎも「息吸わせてくれぃ感」出てきちゃう。

それを全力のままフォームを崩さないってのは、もうホント「い゙ーーーッ!」ってなるんだね。脳内は「もうダメ」しかない。根性ナシのオレには一番キツい。最後はダラダラしながら距離とかタイムとか、「数字」を目的にするっていうほうが遥かにラクだ。

そんなことを思いながら泳いでると、ふと「ちょっと待てよ? 技術で根性を出す方法は何かないのか?」という考えが湧いた。で、こんなイメージが浮かんだ。

とても薄くて堅い紙を重ねて収めた箱があるとする。その紙はギッチリと限界まで入っていて、もうこれ以上入らなさそうだ。
そこで紙の一辺をさらに薄く削り、その箱の真ん中あたりになんとか挿し込み、コンコンコンとその紙を打っていけば、なんとかもう1枚収められるんじゃないか…。

というイメージを強烈に想い描く。そしたら思った通り、ちょっと根性出るんだよこれが。
いや正確にいうと、根性の類が影響してくることを阻害するイメージ。根性によって助けられる割合を減らすイメージっていうのか。
根性を使わなきゃいけないのに、根性に助けさせる度合いを下げるってどういうこと?

それが、昔後輩とキャッチボールやっててまったく疲れた認識がないのに次の日筋肉痛になったこと、精神科医の名越先生がメンタルヘルスの問題の8割は体の不調って言ってたことなんかから鑑みて思いついたわけだけど、つまり「疲れたよーもうやだよー」なんて錯覚でしょ? と、いらんこと考えてる脳に叩きつける感じっていうのかな。
疲れたよーっていう考えを、薄い紙が入っていくという成功を思い起こすことによって、よそに吹き飛ばすわけだ。

自分の限界は自分で決めてるっていうその決めつけを、違うことを考えて外そうという試みなんだね。

こういった脳ミソに影響を及ぼすような方法を使えば、どんなにエネルギーが低くてやる気なくて根性がなくて気が弱い人でも、瞬時にバチコーンと根性(っぽいもの)を引き出せる。
うーん、これはすごい技術だ。


って思ってたんだけど、これはやっぱり根性なのかもしれん。
本当に根性が涸れてる人は、「根性のない自分は、いったいどうやったら根性をクソ引き出せるのか」なんてことを真剣に我が事としないような気はする。

いやでもね、自分の中で一番ラクなところまで戻る、ってことはできるよなぁ。その一番ラクなとこで全力を出す…。これは誰だってできるぜ。うん。





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仲大輔
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