【詩リーズ14】「紆余曲折の果て」
紆余曲折の果て
深い絶望を味わっていても
いま生きている時点で
小さな光は見えているのだと思う
なまなかの道程ではないが
きっと見えているのだと思う
心はその光に全神経を傾ける
それを目印になんとか今日も生きていける
それはちょうど
真っ暗な海を行く舟が
灯台の灯りだけを頼りに
距離も分からず
ただ進んでいるようなものだ
だがこの途方もない大航海には
ひとつ大きな障害が付きまとう
焦りだ
どれほど遠回りに見えようが
灯りが自分の後ろに見える日があろうが
あなたの採った針路は
その光への最短距離に他ならない
焦ってはいけない
焦ってはいけない
焦ってはいけない
たとえその道すがら
絶望に絶望が重ねられても
あなたが目を閉じない限り
この光は消えることがない
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具体的には嫁のさらなるぜい肉に変わります。