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散文日誌「種々雑多」2021/09/09

秋の気配。どうも芸術的なことをしたくなってしまう。元々、自由に絵というより絵の具と戯れている私。基本的には、蛍光(夜光)塗料を使った作品を作っているので、真面目にちゃんとした絵を描いたことはない。全ては偶然の産物であり、その中に、私がこの絵と向かい合った時間が閉じ込められている。だからいつも、それが逃げていかないように、紫外線硬化樹脂で表面を固める。

最初のうちは、本当にテキトーにやっていたので、見る人が勝手に解釈してくれれば良いという感じだったのだが、そのうちに、夜光塗料とかで作ったら、何か雰囲気変わって面白くね?と思い始めて、100均で110円のF1(売ってない時は仕方なく220円のF2)を買って、好き勝手ばらまいておもちゃにしていつまでも遊んでいた(←CHEMISTRYの Pieces of a Dreamの歌詞の一節をお借りしちゃったみたいですが、偶然の産物です…。)わけで。

その、夜光アクリル絵の具も“チャイナメイド”なので、品質があまり安定しないのですよ、これが。同じ量の水で薄めても、なかなか軟らかくならなかったと思えば、今度は水が中に全然、入っていかないほど硬めになっていて、仕方なく、セブンやローソンのマドラーで無理矢理混ぜて、プラ瓶を振って硬さを均一にしなくちゃいけないという感じで…。これだけでも一苦労。理想的な硬さは。ゼリードリンクぐらいなのだけど、言う事を聞かない。私に似た扱いづらい絵の具だ。

でも、十分に日光や蛍光灯に当てるかブラックライトという特殊な光にあてると、またべつな顔を見せてくれる。人に表裏があるのはけしからんが、芸術的なものに表裏があるのは面白い試みではないかと思い、地味に続けている。

理想はマーブル模様をキャンバスに描くことなのだが、なかなかうまくいかずに失敗ばかりしている。でも、日曜日の朝に作ったものは所々にマーブル模様が出ていた。画面全体が暗くなってしまっているのは、白がほとんどなくなってしまっているためである。白は大事なので多めに買っておくのをお勧めする。
結果は写真の通りである。

画面全体が暗いので見づらいが、右側の方に若干マーブル模様を確認した。なお、キラキラしているのは、ラメパウダーと、紫外線硬化樹脂の照り返しである。完成はしたけれど、技量的には未完成なのである。

そのため、Amazonで、キャンバスと絵の具を買ったのだ。どうせ初心者。下手の横好き暇つぶし…。精神的に落ち着いていけば良いけれど、まあ、それはいつになるやら…。

それよりも、早く本が読めるようになりたいよなぁ…。どんなに、知的好奇心がくすぐられても、本が開けないんじゃ世界も開けない。今世界を開く鍵を持ってるのは、色と遊ぶ方なのかもしれないな…。それなら、心の赴くままに。私は、色と戯れて、新しい世界の扉を開けようと思う。

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