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【リコリコ小説】3分でわかるOrdinarydays【読書感想】

この記事はyoutubeにupした動画原稿をnote用に編集したものです。
動画の方が見やすい方は上記urlからご覧になってください。
※ネタバレ注意です。
※読書が苦手な方に雰囲気を掴んでもらうために発信してます。興味のある方は本書を購入していただければ幸いです。


はじめに

原作者のアサウラさん曰く、お菓子のバラエティパックのような話とのことです。イラストの挿絵はいみぎむるさん曰く、締め切りがとても短かったとのことです。

話数の順で時系列が進行していきます。
アニメ本編でいうと、クルミがリコリコに来てから夏くらい。
イントロダクションは第何話の前書き。話数に喫茶リコリコに来店する客の主観で書かれます。

この本ではアニメ版の外伝として、オリジナルの一般人が登場し喫茶リコリコと関わっていきます。

目次

・イントロダクション1
・第一話「閉じ良く人生にスイーツを」
・イントロダクション2
・第二話「ガンファイトとコーヒーと千束の赤いアレ」
・第三話「Takina's cooking」
・イントロダクション4
・第四話「リコリコ・オブ・ザ・デッド」
・イントロダクション5
・第五話「ご注文は?」
・アウトロダクション

イントロダクション1

 徳田という雑誌ライターが喫茶リコリコを掲載していいかとミカに交渉する話ですが、当然断ります。
アニメ版では伝わりませんでしたが、喫茶リコリコはカフェでは異質です。和菓子にコーヒー、コンカフェのような衣装、従業員が全員女の子
和菓子とコーヒーの食べ合わせ描写がリアルでよかったです。食べたことないのに描写だけでなんとなくわかります。食べてみたい
甘い和菓子と苦いコーヒー」↔「小さな喫茶店は、夜になると治安維持を行う組織」の比喩になってるセンスがすきです

新情報としては、クルミは英語喋れたり、個人情報特定ができるらしいです。真っ当な納税者も調べられます

第一話「閉じ行く人生にスイーツを」

50代土井さんがリコリコに通う話です。

退職しやることがない。ひたすら暗くカウンターでコーヒーだけ頼みます。
たきなが土井さんを気にかける。
千束が「たきなが土井さんを好きになってる」と思い始めます。
千束が土井さんとたきなを恋仲に持っていき、土井さんはたきな&千束と外に出歩くようになります。
具体的な話を知りたい方は本書をご覧になってください!

「普段すまし顔でいるたきなの顔に、はっきりと笑顔が浮かぶ。少しばかりの恥じらい。白い肌だからこそできる頬の朱。女の子ができる最高の表情」

たきなの表現の気合い入り方〇
土井さんが生きることに対してポジティブになり、ただ苦いコーヒーだけでなく甘味も注文して食べるようなります。
争いなく誰かを救う話でした。

第二話「ガンファイトとコーヒーと千束の赤いアレ」

本編に近い話です。

「ブルドック」と呼ばれる裏組織の人間と「アジア人」と呼ばれる雇い主を
たきな&千束、クルミでどうにかしよういう話です。
新たな情報としては、フキは小柄でその機動力を生かして、対大柄男性との相性がいいらしいです。セカンド数十人に囲まれても圧勝
→裏ではゴキブリと呼ばれたらしいですが、努力してるらしいです。
リコリスのファースト昇進資格では一人で集団の戦闘員を制圧しているそうです。

第三話「Takina's cooking」

喫茶リコリコのメンバー内で「たきなプロテイン事件」と呼ばれてる話です。たきながリコリコ昼食の賄いで全員分のプロテインとシェイカーを出したことを受け、たきなを除いたメンバーで会議が行われていました。
原因として、たきなが前回の賄いで準備が長くてミズキに怒られてしまったことによります。
千束とたきながすし屋で海鮮丼を食べたり、頑張るけどなかなかうまくいきません。上手くいかないので、たきな不機嫌になっていきます。
たきなは迷った末にレシピを見ながら卵焼き、ウインナー、おにぎりをつくりますが、これも失敗。
卵焼き→茶色いスクランブルエッグもどき、おにぎり→不格好

千束「すっごくおいしい」
思わず、息が詰まった
千束の表情、言葉、雰囲気... それらはたきなの全てを受け入れ、その上で優しく抱きしめてくれるような、そんな...
何とも言えず、悔しくて、恥ずかしくて
ーー千束はズルい。

終わりの雰囲気が良い。

第四話「リコリコ・オブ・ザ・デッド」

ゾンビが出てくる世界で千束とたきながイチャイチャ

これがたきなの夢です。
実は、たきながちさとに対してどう思っているかがわかります。

第五話「ご注文は?」

たぶんOrdinaryDaysのメイン。好きなので映像化してほしい

カナと呼ばれる女子中学生の話。喫茶リコリコに不定期で来てはボードゲーム大会に参加します。
ボドゲ連中から、埼玉県中学校の制服であることがバレて、わざわざ東京錦糸町喫茶リコリコに通っていることに疑問に思います。

カナは家庭で母が蒸発しており、父と義母が気に入らないことからできるだけ家に帰りたくないと思うようになり、喫茶リコリコに通っています。
学校ではイジメにあっており、クラスで無視されてる。
溝隠瑠璃はカナをイジメる一人で、実家が太く、美人です。

ある日、カナが瑠璃から東京での遊びに誘われます。瑠璃は更衣室で着替えるカナを盗撮してネットに晒すと脅します。

しぶしぶ瑠璃と東京へ

怪しげなビルの一角に通され、瑠璃の彼氏に高級ハーブティ(?)を出されるが、リコリコのために貯めた金でなんとか撤退。
帰り際、カナは店内で男性に制服をまさぐられてる女子中学生を見たことから、売春をしている店だと察します。
カナを店で働かせることに失敗した瑠璃が彼氏に「お前が初めてのフリして客の相手しろ」と言われます。

後日、熱血教師の石原がカナの盗撮画像を認知しています。体を売っていると疑われ、本気で否定するほどホントにやってそうな状況になります。
ここで熱血教師がカナに売春を持ち掛ける。
カナが大声を出そうとしたところ熱血教師の手が口を塞ぎ、その指を嚙みちぎって逃げます。
カナが銃(千束とたきなが電車で落としたもの)を取り出す
突然警報がなり、銃を撃たずに何とかなります。
実は瑠璃が仕組んでいました。

別日、カナは拾った銃で瑠璃を撃とうと構えるがトリガーが引けません。
次は、その銃で自殺しようとしましたが非殺傷弾であったため死ねませんでした。
帰り際、喫茶リコリコでコーヒーセットの無料券がスマホの裏にあると気づきます。
最後に、喫茶リコリコに行くことを決めます。
喫茶リコリコにはの店内には千束だけがいました。

カナはくしゃくしゃのコーヒーセット無料券を千束に渡してコーヒーを飲む。
体の力が抜けていくほどにほっとする
千束はにっこりと微笑んだ。「気づいた?コーヒーセットの無料券。だからもう一つ注文OKなんだ。どんなものでもね」
カナは千束をみる
「どんなものでも?」
千束が頷く
「そう。......さぁ、カナちゃん、ご注文は?」
カナは震える声で言った。
「......助けて」

かなり抜粋しましたがこ最後はこんな感じの空気感です。
ここから事件解決まで行く話になってます。裏組織は絡んでいないようなのでこの後はアッサリ終わります。
スケールは大きくないですが、個人的にはとても好きな話でした。
映像でみたい

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