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【米吾】幕の内弁当伯耆物語
2024/10/24
シャミネ米子
駅弁【幕の内弁当】
1500円(税込)
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御飯、奈良漬、焼き鯖、白身魚の天ぷら、ゴボウ人参小芋の煮物、アマゴの佃煮、しじみの佃煮、ちくわの天ぷら、はじかみ、卵焼き、かまぼこ、豚の角煮、うなぎの蒲焼き、昆布巻、さくらんぼ、パイナップル
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幕の内弁当としては、なかなか値が張る部類だ。
が、中身はかなりの盛り沢山で、仕出し弁当と言ってもいいくらいのクオリティを感じた。
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中海や宍道湖が近いためか、「七珍」のうちの3品が入っていた。うなぎは冷たくても甘みたっぷり、シジミも滋味があっていい感じ。
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幕の内要素はしっかり盛り込みつつも、それぞれはかなり上品に仕上げられていて、これが仕出し弁当並みの丁寧な仕事、という所以だと思う。
フルーツ2品は上等な盛り込みだが、それぞれに酸味甘みのパートを分担しているよえで、これまたよく考えられている。
昆布巻や豚の角煮が完全に脇役に回っているが、濃過ぎもなくぼやけている風でもなくちゃんと調和が取れていた。
鳥取県西部を示す伯耆の国名がはいっているが、限りなく出雲(島根県東部)に寄せた、酒が進みそうな幕の内弁当である。