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Switchおすすめコマンド選択式RPG10選(中編)


この記事は、以下の続きです。

3.サガシリーズ

タイトルに10選と書いたつもりだったが、シリーズ単位で紹介しているので膨大な物量になってきている。
これではタイトル詐欺になってしまうが、気にせず進めるとしよう。

▼Sa・Ga COLLECTION

サガシリーズの原点が3作品遊べるお得なパック。
Switchの画面にゲームボーイを埋め込んだような構造になっており、原作の操作感そのままで遊ぶことが出来る。
サガといえば、短いテキストで要点だけをしっかりおさえた会話が特徴的だが、1作品目も例外に漏れずサガからしか得られない栄養素を摂ることが出来る。
塔を登るだけというどシンプルな内容であるにも関わらず、クリアした時に充分な達成感を得られるので今の時代に遊んでみてもめちゃめちゃ面白い。
サガ1〜2は、種族によって育成方法が変わり、主に戦闘回数を重ねるごとにめきめき成長していくのが楽しい。
サガ3だけはごく普通のRPGと同じくレベルを上げるだけにとどまってしまったが、サガとしてではなく1作品として見てみるとシナリオは悪くないし普通に面白い。

▼ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

ロマンシングサガ1作目のリメイク(のリマスター)
無印ロマンシングサガをより綺麗により奥深く、より遊びやすくした作品で、概ねミンストレルソングの方が評判が良い。
リマスター版では更に遊びやすくする工夫がなされており、街中でのファストトラベルや倍速機能など、繰り返し遊ぶ際にもサクサク進めるようになっている。
(無印ロマンシングサガの時点で)当時としては画期的だったフリーシナリオを採用しており、膨大な量のイベントからやりたいものをやりたい時にこなして進行する。
バトル面は戦略性が高く、パーティメンバーのロールや武器種、武具や陣形といった要素を適切に設定するのとしないのとでは難易度が大きく変わってくる。
難しい分、うまくいった時の喜びはひとしおなので、是非1周目は攻略サイトを見ないで好きなようにやってみて欲しい。

▼ロマンシング サガ2

言わずと知れた神ゲー。
基本的に編成が固定されておらず、物語の大きな節目を迎えるか皇帝(操作キャラ)がロストするか全滅した際に、別のキャラに皇位を継承して皇帝が入れ替わる方式。
主人公の周りを育成するのではなく、国そのものを強化していくという斬新なゲームシステム。
前作から引き続きフリーシナリオであり、抽象的な目標だけが最初に提示され、あとは好きなように攻略しても良い。
どの地を平定するか、どの敵を倒しに行くのか、このイベントはどうやったら先に進めるのか…etcといったひたすら選択の連続をすることになるが、これがたまらなくやりごたえがあって楽しい。
余談だが、リメイク版が発売予定なので、レトロ感が気になる人はリメイク版の方を遊んでも良いかもしれない。

▼ロマンシングサガ3

数ある2Dドットのゲームの中でも最高峰のドット表現が光るゲーム。
Switch版はHDリマスターなので当然ある程度は手が加えられているものの、原作(SFC)から既に完成度が高かったため、思ってたほど差がなかった。
イベントのフラグがややわかりづらいので初見で攻略サイトを封印して遊ぶと詰まる人もいるかもしれない。
BGMが神。イトケンは神。

▼サガフロンティア

最初に手を付けるサガシリーズとしては一番良いかもしれない(当社比)
7人(+1)の主人公それぞれにオリジナルストーリーがあり、全員分遊ぶことを前提としているため1周分は短め。
選んだ主人公によって、(同じゲームなはずなのに)全然雰囲気の違うストーリー展開になるため、1本で何度も新しいゲーム体験が出来る。
シナリオ展開はサガらしさが溢れており、端的に必要なことだけしか喋らないため、たまに行間を端折ってあっさりイベントが終わることもあり賛否が分かれるが、テンポが良くて小気味良いので僕は好き。
リマスター版はこれでもかというほど操作を快適にする追加機能が仕込まれていて遊びやすい。

▼サガ スカーレットグレイス

筆者が一番好きなサガ。
冗長的な要素を一切省いて必要な要素だけをこれでもかと詰め込みまくった作品。
洗練されたバトルシステムがとても面白く、開発側もバトルをやらせるためにその他めんどくさい要素を極限まで簡略化している。
公開情報がとても多く、相手の行動や行動順がわかっている状態で味方の行動を選択するため、戦略性がとても高い。
時に、めんどくさい要素を簡略化しているとは言ったものの世界観はしっかり作り込まれている。
サガらしく各地の膨大なイベントをどの順番でどこまでやるかはプレイヤーが好きなように選べるため、自由度も凄まじく高い。
慣れるまでが大変だが、慣れてしまえば数百時間のめりこめる作品。

▼サガ エメラルドビヨンド

今のところの最新作。
サガ2とサガフロンティアを足して割ったような作風。
選んだ主人公によって目的が異なるが、幾つかの候補から抜粋された世界を探索してイベントをこなし、最後の世界(主人公毎に固定)で目的を遂行すればひととおりクリアとなる。
1周の長さは選んだ主人公によって異なるが、短いものだと初見でも数時間しかからず、長くても20時間以内にはクリア出来る。
…が、このゲームの本質は周回プレイにあり、一度クリアした世界でも周回数や選んだ主人公によって全然違うイベントが始まるうえ、分岐が凄まじく複雑で全く同じ状況になることは稀。
セリフ差分があまりにも膨大なため、刺さる人にとっては無限に遊べるかもしれない。
あまりにもくせつよ作品なので賛否両論分かれるが、サガからしか得られない栄養素が必要な人にとってはこの上なく刺さる可能性がある。

4.世界樹の迷宮(1〜3)

上記は、世界樹の迷宮1〜3がひと纏めになってお得なバンドル。
キャラクターを好きなように作成してひたすら迷宮を探索し続けるシンプルなゲーム。
原作は難易度が高いことで知られており、リマスター版では難易度選択が出来るが、なんと原作基準の難易度が最高難易度として位置付けられている。
※難しいといっても、ダンジョンクロール系の元祖Wizardryと比べるとストレス要素が排除されており、若干カジュアルに遊びやすくなっている。敵が理不尽なだけ(だけ)。
余談だが、個人的にはこの理不尽さが世界樹の迷宮の良さだと思うので全人類原作難易度で遊んでみて欲しい。
閑話休題
元々はニンテンドーDSの2画面構成を活かして、手書きでマッピングしていくゲームだったが、リマスター版では見事な画面配分により1画面でこれを再現している。
慣れるまで大変だが、慣れてしまえばリマスター版でも快適にマッピングが可能。
シリーズ1作目はシンプルでやや荒削りな作風ながら、ダンジョンクロール系のRPGとして抑えるべきところはしっかり抑えられており、この時点で完成度が高い。
シリーズ2作目は1の正統進化というべき内容で、よりクラス(職)が増えたことで選択肢が大幅に増えた。うまくシナジーを組めた時の達成感を接種したい時には2がおすすめ。
シリーズ3作目はサブクラスの概念が登場したことにより、味方側が強くなりすぎて前2作よりも難易度が下がった。とはいえやっぱり戦略性が高く、達成感もひとしお。
結構なボリュームがあって全部やり切るのは大変だと思うが、やりごたえのあるRPGを求めている方には是非遊んで見てほしい。

続きは後編へ

書くことが…多すぎる…!
後編はシリーズものではなく、単発作品にするつもりです。

▼書きました


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