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給与支払報告書

さて、そして、今度は給与支払報告書です。
今回は、電子送付をやってみた、という話をしたいのですが、給与支払報告書については、「今さら、そんな話?」という話があります。

皆さん、源泉徴収票をもらったことはあると思います。
名前からして、給与や、給与から引かれている源泉税などが載っているのですが、人を雇用していると、あれと全く同じものを、スタッフそれぞれについて、住んでいる自治体に送付して報告する義務があります。同じ書類ですが、社員に渡すのが源泉徴収票、自治体に出すのが給与支払報告書、という名前になっています。自治体はその報告を受けて住民税を課税します。
恥ずかしながら、この事実を知ったのは、税理士さんに頼らず自分で納税処理をするようになった20年前でした。それまでの15年ぐらいは、自治体にあれが送付されているなんて知らなかったのでした。
てっきり、税務署が各自治体に各人の所得を報告しているのかな、ぐらいに考えていました。
副業を始めた人が「副業をやっていることが会社にバレないか」と心配するのですが、この仕組みを知っていれば、対策も立てられるのかなと思いますね。

さて、電子送付です。
報告する相手が自治体なので、e-Taxではなくて、eLTAX(イーエルタックス?と読むのかな?)の仕組みを使います。
eLTAXでは、自分のことを「利用者登録」して、送付先の自治体も「提出先登録」をしておきます。
また、送るデータは、通常の画面から進めるとCSVファイルにて送付するのがデフォルトになっているようです。
私が使っている「フリーウェイ給与計算」は、給与支払報告書のデータはxmlファイルで出力されますので、そのままでは、eLTAXにファイルを取り込むことができません。

それぞれのマニュアルを読んでも、「対応していません」と書かれている一方で、「eLTAXでも利用可」と書いてあったり・・・。
半日ほど、探し回って、見つけました。
eLTaxのメインメニュー → 申告に関する手続き → 申告データの照会・編集
を開いて、そこから取り込むことが可能でした。

いろいろ細かいエラーは経験しましたが、
なんとか送付・受付が「正常」に済みました。

もし、xmlファイルでは困ります、ということであれば、
あとで、それぞれの自治体から苦情が来るかもしれません。
でも、まあ、今日のところは良しとします。

昨年末から、年末調整の業務を行いましたが、
源泉税の支払いもクレジットカードで済ませ、
合計表、給与報告書の送付も、伝送できたので、
全ての業務がパソコンの前で済んだことになります。
これまでなら、銀行に行ったり、印刷したり、切手貼ったり、郵便局へ行ったりしていたところなので、ずいぶん、楽になりました。

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