dentPepper

歯科医師。 VBAで歯科用レセコンPepperを自主開発。 Pepperを使ってくれる歯科医師の方を募集中。

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マガジン

  • 歯科保険点数の話

    歯科の点数や保険制度の話です。

  • VBAの話

    歯科用レセコン「ペッパー」は、VBAで開発しています。 ここでは、VBAで、自分がつまづいた所などを取り上げています。

  • DentPeqper マニュアル

    歯科用レセコン「ペッパー」のマニュアルです。 少しずつ、追加します。

最近の記事

委託成立前の医療扶助のオンライン資格確認

加算点数の話は、ひと休み。 ひと休みですが、今回も、分かる方だけ分かってもらえば、という記事になります。 医療扶助の対象患者の場合も、マイナンバーカードで、資格確認はできるという話でしたが、今日、やっとその機会がありました。 結果は、必要な情報の全ては確認できませんでした。 オンラインでなければ、紙で医療券を申請し、紙で医療券を受け取る、というのが従来の方法です。 この「申請し、医療券が届く」ことをもって、患者と医療機関の委託関係が成立、あるいは成立していることが明らかになっ

    • 加算の話②

      算定項目の名前に、「加算」の文字があれば、 「ああ、これは加算点数なんだな」と、誰でも意識します。 何かの加算点数なので、主体となる「何か」が無いまま、加算点数を単独で算定できませんし、このルールは理解しやすい。 この春に導入された、口腔機能指導加算10点は、歯科衛生実地指導料の加算点数です。 改定説明会などでは、「実地指に、口腔機能指導加算10点が新設されました」と解説されますので、聴いている先生方は、実地指80点を算定する時に、併せて10点を算定できるんだな、と考えます。

      • 加算点数の話①

        歯科医になった頃、 点数の算定は、早見表を見ながら、初診は〇点、充填は〇点、セットは〇点、などと、早見表に書かれている数字を拾って、処置名と一緒にカルテにボールペンで書いていました。 点数改定があって、「改定後の点数に慣れた」というのは、要は新しい点数を、早見表を見なくても覚えてしまうということでした。前装冠の点数も、FMC(当時はFCKか)の点数も、誰でもスラスラ言えていたので、金パラの仕入れ価格や、技工料には、今よりはるかに敏感だったと思います。 今は、同じ内容を訊かれて

        • 電子処方箋メモ③ ~BOM問題~

          ファイル名が長過ぎて、ファイルを拾ってもらえない問題が解決した後、 返ってくるエラーに対しては、順次対応していたのですが、 すぐにまた壁にぶつかります。 規則通りにテキストファイルを処理しているのに、 「1行目のバージョン情報が間違ってます」 というエラーが解決できません。 エンコードしたものをデコードして確認しても、正しいはずなのに。 それで、生涯2回目の質問をぶつけたところ、 「BOMが付いてますよ。」 と返事が返ってきました。 何それ? です。 調べてみると、テキス

        マガジン

        • 歯科保険点数の話
          18本
        • VBAの話
          5本
        • DentPeqper マニュアル
          0本

        記事

          電子処方箋~メモ② エンコード

          結局、reqフォルダにファイルを置いても、持って行ってくれない問題は、 ファイル名が長過ぎたことが原因でした。 ONSに質問して判明しました。 レセコンソフトの開発を始めた平成13年?以来、オフィシャルに対して質問したのは、今回が初めてでした。 ONSにQ&Aのシステムが用意されているのですが、それでも、回答が来るまで緊張していました。 実際には、回答の内容が理解不能とか言うこともなく、親切な回答で助かりました。 また、状況などをnoteにアップして、「署名は不要」との情報

          電子処方箋~メモ② エンコード

          普通に対応すれば騒ぐほどのことも無い

          オンライン資格確認の利点の一つに、 会社を転職などして、保険証資格が切り替わった場合の対応が早い、 という点が挙げられていました。 ところが実際は、「秒で切り替わる」というわけにいかず、資格喪失の届けや、新しい保険証の取得までに、一定の事務手続きが必要なので、切り替え前に、オンラインで資格確認すると、資格がそのままになっていて、トラブルだ!と問題にする人たちもいます。 医療機関で、保険証切り替え中の患者が来ることは、ごく普通のことです。さきほど実際に「今、社保から国保に切り

          普通に対応すれば騒ぐほどのことも無い

          医療扶助~オンライン資格確認

          作業の優先順位からして、電子処方箋への対応が先だろうと、そちらに取り組んでいましたが、「要求ファイルをreqフォルダの置いても特に何も起こらない問題」の壁が越えられなくて、前に進めなくなっています。 せめてエラーでも発生してくれたら、エラーコードが辿り着ける原因も分かるかと思われますが、状況を伝えて回答を待っているところです。 ここは、何か、別のことを実現させて、せめてプラスマイナスをゼロにしたいと、医療扶助のオンライン資格確認に取り組むことにしました。 そして、マニュアル

          医療扶助~オンライン資格確認

          電子処方箋①~院内処方

          ベンダーとして登録しているので、電子処方箋について、「開発や導入はどれぐらい進んでますか?」「今度の見込はどうですか?」というアンケートが毎月やって来る。 自院分をやっていれば良い私などは、回答義務は無いから、特に対応していないのだけど、毎月、アンケートの締切のお知らせが来るたびに焦る、笑。 オンライン資格確認、オンライン請求、返戻レセプトのオンライン処理については、ここ1年半ぐらい精力的に取り組んできて、なんとか落ち着いた。 やっと、電子処方箋に取り組める余裕ができたので

          電子処方箋①~院内処方

          過酷な摘要コメント記載

          点数改定で、項目も増えましたが、摘要コメントも増えています。 ルールが増えると、ミスも増えます。 特に、CAD/CAM冠やCAD/CAMインレーを大臼歯の装着する場合の摘要コメントは、それだけ必要なのかと思ってしまいます。 装着できる場合は、2通りしかありません。 2つの場合しかないのに、必要な摘要コメントは、 片方が2つ、 もう一方が4つ、 です。 たいていの人は、レセコンで処理して電子レセプトで請求するので、わずかにクリックの数が増えるだけなので、労力という点から言うと

          過酷な摘要コメント記載

          紙レセプトの新様式:追記あり

          今日は6月11日。 毎日のように検索をかけているけれど、6月改定以降の、紙レセプトの新様式が発表されません。 もしかしたら、すでに発出されていて、在処が分からないだけかもしれませんが、支払基金のHPの、医療機関向けに様式を置いてあるサイトのそれは、旧様式のままで更新されていません。 6月診療分を、手書き、あるいは、プリンタで印刷する時期は、7月になってからで良いので、担当者は「それに間に合えばいいさ」とゆっくり構えているのですかね・・・。 他社のレセコンの仕様は知る由もあり

          紙レセプトの新様式:追記あり

          今や、オンライン請求するしないは、費用の問題ではないはず

          デンタルショー、行って来ました。 レセコン関係に限らず、いろいろ、勉強になりました。 切れない(切れにくい)咬合紙は良かったな。 さて、歯科医の先生方から、オンライン請求にするとレセコン業者から高額な金額が請求されるとの話を聞いていたので、複数のレセコン業者さんに、媒体請求からオンライン請求に切り替えた場合の費用について、尋ねてみました。 彼らの言い分は、至極真っ当でした。 「オンライン請求に必要な回線が整っていない場合、回線の面倒をみないといけないので、その分の費用をお

          今や、オンライン請求するしないは、費用の問題ではないはず

          マイナ保険証~「それは仕様です」が通じない困惑

           オンライン資格確認において、人の名前の一部が「●」で表示される場合がありますが、これが「トラブル」として扱われていることについて、 開発者でもないのに、何か悲しい気持ちになります。  どんな機械にも、アプリにも、仕様があります。 うちで使っているプリンタでは、両面印刷はできないし、 古いバージョンのExcelでは、罫線に色を付けることはできません。 安いプリンタだから、古いバージョンだから、が理由ではなくて、もともとそういう仕様なのだから仕方ない、と考えるのが妥当と思われ

          マイナ保険証~「それは仕様です」が通じない困惑

          法定福利費、ざっくり16.5%だけど

          本日行われた厚労省主催のベースアップ評価料の説明会が動画で配信されています。 その中で、法定福利費をいちいち算出するのも大変ですから、ざっくりと、毎月決まって支給する金額の16.5%で計算して良いですよ、という話がありました。 疑義解釈に書いてあったらしいけれど、知ってました? 気づかんかった。 調べてみると、 健康保険料、 介護保険料、 厚生年金保険料、 子供子育て拠出金、 労災保険料、 雇用保険料 の給与に対する割合のうち、事業主負担分を足すと、ちょうど16.5%程度に

          法定福利費、ざっくり16.5%だけど

          CAD/CAM冠の大臼歯適用条件

          CAD/CAM冠材料の(Ⅲ)を、大臼歯に適用するための条件と、 CAD/CAMインレーの適用条件は、ほぼ同じと思われます。 ただ、厚労省が紹介している図が、どうも分かりにくい。 作った方の苦労が伺えます。 ぱっと見て分かる図が無ければ、いっそ要件をフローチャートにしてはどうかと思って作りました。 左から順に進めてもらうと、補綴したい歯が、適用かどうか判断できます。 JPGファイルを挙げています。

          CAD/CAM冠の大臼歯適用条件

          ベースアップ評価料と青色専従者給与

          ベースアップ評価料の対象職員に、「役員は該当しない」と書いてあります。 きっぱり、書いてありますよ。 普通、医療関係で役員という言葉を使う時は、医療法人の役員を指します。 普通というのは難しくて、私には普通と思う判断でも、人によっては違う普通の判断があるので、なかなか難しいとことですが、 少なくとも、医療法人の役員が、この「役員」に該当することは間違いありません。 したがって、ベースアップ評価料の対象に、法人の役員がなることはあり得ません。 対象職種の話になると、 半分事務で

          ベースアップ評価料と青色専従者給与

          130万円の壁手前で着地するために

          前回の記事を書きながら、ちゃんと計画を立ててみることにしました。 必要な数字は何でしょう。 目標値です。 ここは、108万円または130万円になります。 次に、すでに支払った給与総額。 もう4か月過ぎちゃってます。 計画を立て直すのに良い頃かもしれません。 壁までの残り金額を残り月数で割った値が、月に支払える平均給与金額。 時給で割った値が、月に勤務可能な総勤務時間。 それを4で割った値が、週に勤務できる目安の時間、ということになります。 そして、エクセルの表にしてみたら、現

          130万円の壁手前で着地するために