セラミック矯正によるトラブルに注意
皆さんは"セラミック矯正"
という言葉を聞いたことありますか?
僕は
この"セラミック矯正”という言葉は
誤解を与える名称であると思っています👨⚕️
セラミック矯正が良いか悪いかと言う話ではなく💦
(今回は読者の皆様にも伝わりやすいようにセラミック矯正という言葉をあえてタイトルに使用して解説していますが💦)
そもそも歯科の矯正治療とは
どの様な治療かご存知でしょうか?
歯に力を加えると歯は移動するという原理が存在します。
矯正治療とは
理想的な歯並び、噛み合わせを目指し
歯に力を加え歯を理想の位置に移動させる治療の事です。
その時の力としてワイヤーやマウスピースを使います。
そして今回のお話である”セラミック矯正”では
歯に力は加えませんし歯は動きません!
実はきれいに動いた様に見えるだけなのです。
セラミック矯正では歯に力を加えて動かすのではなく
歯を削り
セラミックの被せ物によって歯並びや歯の形を
美しく整えているのです。
被せ物治療の一種なのです。
どんな治療にも良い点と悪い点があり
それをきっちり理解して
自身にとって1番良い治療を選択するべきだと
僕は思っています。
僕のおすすめはできれば矯正治療です。
(ワイヤーをつけるものorマウスピースを装着するもの)
ですが
患者さんによって抱えている悩みや問題が異なるので
しっかりとそれぞれの治療に関して知っていただきたいです!
その上でどの治療を選ぶか主治医と決めてくださいね!
今回はセラミックで削って歯を綺麗にする治療について
矯正治療と比較して解説したいと思います🤔
〜セラミック矯正の方が良い点〜
治療期間が短い
治療期間が矯正治療に比べると短い!
という点があります。
矯正治療は個人差はあるものの
3年以上かかる事もあり
かなり長期間かかります。
(短いケースだと1,2年以内という場合もありますが、、、)
削ってセラミックを被せる場合では
2,3ヶ月あれば治療が完結する場合が多いです。
(神経治療などが必要になれば期間が延びたりもします)
天然の歯では出せない白さが出せる🦷
真っ白な歯にしようと思うと
天然の歯へのホワイトニングでは限界があり
セラミックで被せないと難しい事もあります。
とにかく真っ白にしたい!!という場合は
歯を削る必要があります。
(僕個人としては自然な白さが一番では?と思いますが感性や審美的な感覚は人それぞれなので💦)
では続いて
〜セラミック矯正の方が悪い点〜
健康な歯を削らなければならない
これはとても大きなデメリットです。
被せ物の支えとしてご自身の歯の多くを
削ることになります💦
健康な歯の外側部分をたくさん削る必要があるのです😭
既に虫歯治療や神経治療を受けている歯である場合は
新しく健康な歯を削るというデメリットはまだ少ないですが、、、、
天然の歯を削れば
もう元に戻すことはできません😿
神経のある歯を削ると、人によっては痛みが出たり
結果として神経を抜く治療を伴ったりします。
神経治療を受けた歯は受けていない歯に比べて
寿命が短くなってしまいます。
これは研究によるデータがしっかりとあります。
なので
歯を削るというデメリットもしっかりと理解したうえで
セラミック治療を検討しましょう。
(※従来の矯正治療でも稀に神経治療が必要になる場合もあります)
費用が高額(この点は矯正治療にも共通)
これは
従来の矯正治療とも重なる事なのですが
保険適用されないため
治療費が高額になる事もデメリットの1つです。
医院によって価格が異なります。
今回はセラミック矯正についてまとめてみました。
実際の症例に対してはかかりつけの歯科医院で診察を受けて診断してもらってくださいね😊