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仮歯の役割💡実際の仮歯の写真あり

歯科治療は

・一度で終わる治療
・複数回かかる治療

があります。
複数回治療がかかる時は
仮の詰め物や被せ物を入れて
しばらく過ごしていただく事があります。


本日は仮歯がどの様なものかを写真で紹介し
仮歯の役割、仮歯の期間の注意事項について
歯科医師がまとめました。


ぜひ最後までご覧になってください✨

仮歯ってどんなもの?


実際に使用する仮歯の写真です↓↓

これはブリッジという被せ物の仮歯です

歯科医院で使う仮歯の多くは
"即時重合型アクリルレジン"という樹脂の材料を
使って作っています。
(なかには金属の仮歯を使用する様なケースもあります)

仮歯は最終的な被せ物である"金属"や"セラミック"と比較すると、強度は弱いですし
装着する際のセメントも弱いものなので
壊れたり、はずれたりしてしまう可能性があります。
注意が必要です⚠️


仮歯の役割

①スペース確保

仮のものを入れなければ
隣の歯が寄ってきたり、噛み合う歯が
挺出といってのびてきたりします。
仮歯にはそれを予防する目的があります。

歯ぎしり、食いしばりなど力が強い人や
長期間仮歯で様子を見る場合には
金属の仮歯を入れます。

②シュミレーション

形、見た目、清掃のやりやすさ、歯の膨らみ
、噛み合わせの状態、仮歯が破損してこないか、
はずれてしまうならどのように取れてくるか

などさまざまな事を仮歯の期間に確認してから
最後の被せ物の形を決定します。

③噛む、食事

治療途中でも食事の時噛めるようにするために仮歯を入れます。
しかし弱いセメントであったり、
材質も強度が弱いので
あまり負荷をかけすぎない様には注意していただく必要があります。

④感染防止

しっかり蓋をしておかないと、
ばい菌が歯の中に入っていって
感染を生じさせる可能性があります。

仮のものであっても、弱いセメントでカバーしてあげるだけである程度感染を防ぐ力があるのです。

⑤発音、会話

歯の形態を付与してあげることで
正常な発音をしやすくする効果があります。


以上が主な仮歯の役割です。

仮歯の時の注意事項

・治療後30分は飲食を控える

セメントがしっかりと安定するまで少し時間がかかるので治療後30分は飲食を控えましょう。

・硬い食べ物は避ける

固い食べ物で仮歯が割れたり、欠けたりする事があります。氷を噛む、硬いものを噛むのは避けてください。

・粘着性の食べ物は避ける

ガムやキャラメルなど粘着性の高いもので仮歯が取れてしまう事があるので避けてほしいです。

・予約を無視して放置しない

途中で通院を中断すると
仮の歯や詰め物が取れてしまうのはもちろん
取り返しがつかなくなってしまう事も、、
最悪、抜歯になるなんてケースもあります、、

しっかりと通院しましょう❗️
急用や体調不良でアポイントを取り直すのは問題ないです👌
ダメなのは通院しなくなってしまう事です!

・フロス、歯間ブラシの使用はOK!でも上方向に力をかけないように注意

歯と歯の間の清掃は大切です。
しかし仮歯の期間に外れる方向に力がかかってしまうと脱離の原因となるので
無理に通さない様に気をつけててください。
不安な方は歯科医院で指導を受けていただくのが良いと思います。

・仮歯や仮の詰め物がとれてしまったら歯科医院へ連絡を(とれた仮歯は念の為持ってきてください)

仮歯や仮の詰め物が取れてしまった場合は
まず歯科医院へ連絡をお願いします。
仮の詰め物では上が一部分取れている程度であれば
無理に来院しなくても良いケースもあります☺️
まずは歯科医院へ連絡してもらうのが1番です。



以上
仮歯について歯科医師がまとめました。

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