私の保険診療の実践
どうも勤務歯科医師のかずぴんです
これから、私の飾らない日常診療について触れてみたいと思います。
超専門的内容なので、あしからず。。。
院内には複数歯科医師が在籍しますが、私の状況は私1人に衛生士3人、30分アポでやってます。
ドクター処置のアポは1列(根治、外科、義歯、大型補綴セットなど)
そのほか単純処置(充填、インレーセットなど)1列
メンテナンス、P処置で1列
の3列みてます。
私の担当する月の患者数は500~550人くらいです。
医院全体としてはレセプト枚数は900枚くらいです
私の日当点は900点前後です 件当点は1200点です。
月の新患数は医院全体で(お問い合わせをかなり断ってしまってますが)40人前後です
数年前ブラック歯科の時代は月に900人くらいみていました。やめた方がいいです、質もおちます。
月に20日くらい診療
残業0
むしろ診療・カルテチェックが終われば定時前に退勤します。翌日により良い歯科医療を提供するためです。衛生士も残業は0です。
月に50万点くらい稼いでます
こんな労働環境です。
今後別の稿で書きますが、わたし考案の独自の治療論に則り診療を行います。
大切なことは、わたしは自身の診療実績には全くこだわっていないということです。予算の達成は当たり前で、楽々それをこなし、余剰の時間で自身の休息をとり、そして患者さんと向き合う時間をとりたくさん会話し、家族と健やかに過ごしたいのです。患者さん、スタッフのために働く。ということです。経済的価値(お金)を追求しすぎないということですかね。
というよりも、固定給なので点数を自分の予算以上に追求する必要などありません。別の歯科医師のかたに何か参考になればと思い書いています。
こんな歯科医師もいるのであるなあくらいの感じで流し読みしてください。
一番大切なのは、家族、次にスタッフ、次に患者さんです。
コンセプトの根底は、高速診療でがっつり稼ぐなどどいう過剰診療的な歯科医療などでは決してなく、むしろ診療における必要のない部分を極限までそぎ落とす、という点にあります。
実際の治療は
充填は無麻酔で5分/1本
インレー形成は無麻酔で2分/1本
失活歯の形成は FMC 10分前後/本(これは治療論に関係ないです。ただ早くてへたくそではないつもりです。技工士さんにはそこそこ評価いただいてますよ。)
生活歯Brの形成もほぼ無麻酔です。
咬合性外傷によるカリエスの発生を口腔疾患の第一に考えている点、そして結果象牙細管の閉鎖狭窄が患歯に生じており、切削による痛みは限りなく生じにくいという点を応用し生活歯の処置はおおむね無麻酔に行っています。
補綴セット
咬合性外傷など力による破壊を前提に考えていますので、歯牙の挺出を考え補綴はすべて咬合低く作成します(ちゃんとセット時には咬合してますよ)これでかなり時間短縮ですね。効率化。です
インレー、FMC、Brすべて同様に考えています。
義歯。。。
かなり長大なので今度書きます。。。
以上
私見でした
無麻酔でFMC形成してるの日本で数人くらいしかいないんではないかなあ