共に歩く
先日、僕はまだまだ修行が足りないなーって思ったことを話します。恥ずかしい限りです…
これまでマネジャーとして、後輩指導に悩むメンバーに僕はよくこう言ってきました。
「いつか出来るようになるから、長い目で見ていこう」と。
指導にあたっているメンバーは、指導したことが目の前で実践に結びいていないと、ついつい「なんで出来ないんだろう」ってイラツイてしまうんです。誰だって出来ない頃があったはずなのに。だから僕は、誰でも最初からは出来ないこと、人によって成長速度は違うことを、その都度、指導者に話してきました。僕自身この考え方はとても大事にしています。
ところが先日、僕が指導する場面がありました。やってきたんです!!珍しく。
何度か経験があるであろうことが、なかなかやれていない、「ん?この前、説明受けていたんだよな?」「わかってなのかな?」と、僕のココロの中はちょっとだけ、ほんのちょっとだけイラツイていました(ほんのちょっとですよ)。そこで僕は「イカンイカン!僕が大事にしていることは、長い目で見ること、いつか出来るって思うこと、イラツイてはいかん!」って僕自身をなだめていました。
その後「これはこういうことで、こういうことだよね」って説明する僕の顔は、若干ひきつっていたかもしれません。イカンイカン。
最近、新しいメンバーに指導する場面が減ってきた今日この頃です。むしろ、指導する側のメンバーをフォローすることが多かったんです。だから、久しぶりに指導する側にまわり、指導するって、こういうことなんだなー、こういう気持ちになるんだなーって何年かぶりに感じました(昔は僕もこうやってモンモンしてたのかな。いや、していたと思う)。
指導って、一筋縄にはいきません。同じことやっても、うまくいく人もいれば、そうじゃない人もいる。だから、試行錯誤しながらやっていかなきゃいけないんです。だからこそ、指導者は悩むんです。このやり方が正しいのかって(指導に正しいも間違いもないと思うんだけど、指導者は正しさを求めちゃう!よくあるー)。
だから「最初から出来なんだからー」「いつか出来るようになるからー」って言っても、
「いやいや、それは分かっちゃいるけど」
っていう指導者のココロの声が聞こえてきます。指導者は何度もトライアンドエラーを繰り返します。上手くいくこともそうでないことも繰り返し、相手の成長と共に、指導者もいつしか前に進んでいくんです。
僕はそんな指導者に何が出来るだろう。
話を聞いてやること?
僕の大事にしているフレーズを語ること?
どっちも大事だけど、
たぶん、
指導者と共に歩くことなんです!
一緒に考えて、悩んで、歩くことなんです!
たぶんそう。
そういう僕も…