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鏡に映る自分と、もうひとりの自分

鏡に映る自分は、紛れもない自分である(左右反対に写ってるけどね)。その自分が経験する嬉しかったことや悲しかったこと、驚いたことや悔しかったこと。そこに一喜一憂して、上がったり下がったりして。

嬉しいことが続いてる時は、まあいいんだけど、そう長くは続かないもので。モヤモヤがやってくると、頑張れーって自分を励ますんだけど、一時しのぎというか、イマイチ効果がないというか。寝る前の自分を鏡で見てたら、ため息しか出ない…これを何十年と続けてきた。

そんな自分がこれからあと3年、5年、10年続くのかーって思ったらガックリして、切なくなって、何か変えようと思った。変えたことは3つ。

1、足を動かすこと
2、声を張ること
3、わがままになること

1、足を動かす

じっとしてると、頭が働かない、思考停止する。そのままいると何も考えず1日が終わってしまう(一気に老ける。笑い事でない)。もともとアクティブな性格ではないが、いろんなアイデアを考えるのが好きで、ああしたらいいな、こうしたらいいなってよくニヤニヤしながら考えてる。そういう楽しいこと考えてる時って、自然に体が動いているというか、頭が働いてる気がする。だから、意識的に一箇所に居続けず、歩いて動いて場所を変えるようにしている。フットワークを軽くするというか。場所が変われば、見るものも、人も変わるから、刺激ももらえるし思考停止になることもない。老けることもない(と思う)。

2、声を張る

どちらかというと、内気な性格である(そうは見られていないかもしれないが)。だから、自信がなかったり、ドキドキしたら、声が小さくなる。しまいには口数も減ってくる。そういう人なのだ。ここ数年、悩み事も多く、めっきりそうなった。これではイカンと思い、声を張ってみようと思った。自信がない時も、ドキドキした時も、とにかく大きな声を出してみる。

3、わがままになる

わがままといっても、子供のように泣きわめくという訳ではない。50年生きてきたのだから、それなりの経験もある(と思ってる)。もちろん間違ってることもあるだろうが、それはその時。とにかく思ったことを声に出してみる。自分は元来優しいから(勘違いかも?勘違いでもいい)、多少言い過ぎたとしても誰かを傷つけることは、そう多くないはずだ。だから、あーだよね、こーだよねって言いまくる!

以上がここ数週間、意識して変えてることである。

やってみて…

とりあえず、1番効果があったなーと思うのは、声を張ることだった。モヤモヤしても、ドキドキしてもいつもより2倍の声を出すことで、きっと息が抜け、呼吸が整えられてるのかもしれない(最近、呼吸のことを少しだけ勉強したので)。かつ、自信のない自分を、もうひとりの自分が「行け!行け!」って背中を押してるのかもしれない。相当弱い人間なので、押してくれないと進めない体質なもんで。でも、そのお陰で、少しずつ前へ進んでる実感がある。いい兆し。

これこら

まだまだ弱い自分が登場するに違いない。それも含めての自分だし。けど、そんな時は、もうひとりの自分に「出番だぞ!」って言って、背中を押してあげたい。だって、どちらの自分も優しいから。




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