彼氏が逮捕された時に読むnote
ずっと温めてたネタ、彼氏が逮捕された時に読むnote。
タイトルが面白いなぁって興味本意の方、はたまた家族や大切な人が逮捕されちゃって困ってネットで調べまくって行き着いた方、いらっしゃいませ。
ノンフィクションのわたしの物語、誰かの役に立てばと綴ります。
彼が逮捕されたのは、12月の寒い冬の時期だった。ずっと連絡がとれなくて、心配になって家に行ったんだけど全然いる気配もない。
1週間経って、警察に行く。
捜索願いを出すためだ。
というのも、彼は精神的な病気があって、これはもう自殺とかしたんじゃないかって考えたから。生きた心地がしないくらい絶望感しかなかった。
警察に行って事情を話す。六本木警察署。
友人と連絡がとれなくて、捜索願出したいんですが、、、
事情を話していくと、警察官の顔色が変わったのがわかった。
ちょっと席を外した後、衝撃の回答が待っていた。
『その人は今、安全な場所にいます。ただ、どこにいるかは伝えられません。』
?!!!?!
たぶん逮捕されたなぁって、ここで悟ったのでした。
それからというもの、待っても待っても彼から連絡は来なくて、こちらも無事かどうか確かめたい一心で彼を探した。
まずは近くの警察署の留置係にローラー作戦で電話すること。残念ながら、ここにいるかどうかも含め教えられませんてことごとく断られる。
そのあと、弁護士に依頼。この時学んだのは、弁護士ってひとくくりに言っても、得意分野が全然違うらしいってこと。最初に聞いたのは刑犯罪にはあまり詳しくない弁護士で、結局彼がどこの警察署にいるのか、見つけることはできなかった。
その後に依頼した弁護士は、ものの数時間で彼を見つけすぐに面会に行って安否を確かめてくれた。
なにか伝えることはある?って聞かれたから、その時に伝えてほしいと言った言葉がこれ。
****
まずは、最後に話した時に喧嘩してしまったことを謝りたいです。
あなたが死んでしまったんじゃないかと心配になって、あの時言ってしまったことを本当に本当に後悔しました。
安否がわからなかった数週間は、生きた心地がしないほど、苦しかったです。
それから警察署で安否が確認できて、安堵して警察で泣いてしまいました。
離れてみて、あなたの存在にどれだけ支えられていたか気付きました。
今も、さみしくてたまらないです。
あなたが、どんな罪を犯していても、大切な人だということは絶対に揺るがないです。生きていてくれたら、一緒にいてくれたらそれだけで幸せです。
なにがあっても、わたしとあなたのこと、信じています。
もし、出来ることがあれば頼ってほしいし、
出来るなら会いに行って、自分の言葉で伝えたいです。
なにがあっても、見捨てないこと、信じていること、愛していること、忘れないでください。
*****
彼は涙をうかべて聞いていたらしい。
弁護士からの伝言で、
『会いに来てください。いつも想ってた』って。
それから時間を作ってすぐに面会弁護士向かった。約1ヶ月ぶりに会う彼、それは警察署の留置所で、ガラス越しの面会しか許されない。