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セフレの条件

30歳を迎えたこの夏、わたしは遂にセフレなる関係に手を出してしまった。 彼はよく行くお店の店員さん。少し年上の笑顔がかわいいイケメン風。 はじまりは偶然。イベントでたまたま会ったところをナンパした。 人生初のナンパ。 「お兄さん、結婚されてますか?」 「いえ、独身です」 「じゃぁ彼女いますか?」 「いえ、今は居ないです。」 「じゃぁうちにお婿に来ませんか?笑笑」 「えぇえ!!?」 そんなおふざけからわたしたちの関係は始まった。 彼の家は下町にある狭小住宅

    • わたし、パニック障害です。

      いつからだろう。 会社に行くのがこんなに難しいことになったのは。 あの子は、ある朝突然わたしの中にやってきた。 あの子はわたしの心臓をドキドキさせて、手がガクガク震えてきたんだ。 わたしの仕事は歯科医院勤務。 そう手がガクガク震えたら、そりゃあ仕事にならないわけで。 それから一週間、わたしはあの子にどんどん蝕まれていったんだ。 手が震える恐怖。その恐怖と緊張で、ますます心臓の鼓動は高鳴る。結果、また手がガクガク震えるってゆう悪魔のサイクル。 一週間が一ヶ月に感