彼氏が逮捕された時に読むnote 面会編
ずっと温めてたネタ、彼氏が逮捕された時に読むnote。第二話の今日は、『逮捕された人に面会に行く!』について。
タイトルが面白いなぁって興味本意の方、はたまた家族や大切な人が逮捕されちゃって困ってネットで調べまくって行き着いた方、いらっしゃいませ。
ノンフィクションのわたしの物語、誰かの役に立てばと綴ります。
彼が逮捕されたと知り、警察署に面会に行くことになった。幸い接見禁止(面会できない制限)はついていないらしかった。
警察署のホームページから留置面会できる時間を調べて窓口へ向かう。誰に面会に来たか伝え、待合室で待った。この警察署の留置所は3階のフロアにあって、初めての面会の日は警察官が待合室まで迎えに来てくれた。留置室に行くには、鍵のかかった鉄の扉を2つ抜けて奥まったところへ向かう。
受付には警察官が待っていて、書類を記入して身分証を見せる。スマートフォンは鍵のかかる箱に入れてそこに置いていくらしい。
また鉄の扉を抜けると、パイプ椅子が1つ置いてあって、いわゆるドラマにもよく出てくるあの部屋だ。ガラス越しに面会ってやつ。
ガラスの向こうに、彼が警察官に連れられてやってきた。この時、確か手錠はかかってなかったはず。
面会時間は15分。
元気にしてた?
どうしてこんなことに?
今どういう状況?
彼の罪は窃盗で、会社のお金を盗んで捕まった。
弁護士には懲役5年はくらうだろうと言われたそう。
わたしは人生で初めて、怒り震えるほどに怒った。懲役5年黙って受け入れるつもりかって。もちろん罪を犯したことは悪いことだけど、少しでも罪を軽くするために出来ることはないのかって。なによりわたしはどうなるんだって。
怒り震えて、事態を整理することなんてその日は出来るわけがなかったんだ。
それから弁護士を探すことになる。
お金のない人には無償弁護の弁護士がついてくれるんだけど、ほとんど仕事はしてもらえないらしい。少しでも自分たちに有利になりそうな弁護士事務所を探して依頼した。
依頼のメールでは、かけられてる容疑とか本人がいる警察署とか色々聞かれた気がする。弁護費用ももういくらだったか記憶にないけど、20〜30万くらいだったような気がしてる。
後の裁判では、わたしは証言台にまで立つんだけど、弁護士さんとは本当に長い付き合いになるからどんな弁護士に依頼するかってめっちゃ大事。
次の回では差し入れについて詳しく書こうと思う。