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石灰化歯原性嚢胞(歯原性嚢胞)
歯原性嚢胞
発育性嚢胞3
石灰化歯原性嚢胞の臨床的、病理学的所見
臨床的所見においては、幻影細胞と象牙質形成を伴うエナメル上皮腫様上皮で裏装された嚢胞状病変。嚢胞の1%以下でまれ。ほとんどの症例で幻影細胞が見られる。10~30歳に好発。下顎では臼歯部、上顎では前歯部に発生する傾向がある。しばしば歯牙腫と関連(30%)、周辺性もあり(20%)。
種々の程度に不透過性物質をいれた嚢胞様骨透過性病変。
※幻影細胞・・・角化により核が消失した細胞(ゴースト細胞)
病理学的所見においては、エナメル上皮腫様の上皮が嚢胞腔を裏装する。また、上皮成分や結合組織内に種々の程度の幻影細胞がみられる。上皮と結合組織の界面において象牙質基質を形成する。また、骨外病変が10%も観察される。