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Road to 大阪マラソン
24年秋から25年春にかけてのマラソンシーズンの締めくくり、そして自分にとって記念すべき10回目のフルマラソンとなる「大阪マラソン2025」まで約1ヶ月。サブ3.5を目指して撃沈した昨年12月の奈良マラソンのリベンジを狙いたい。
市民ランナーのフルマラソンにおける心構えとして最初に教わったのが序盤でペースを上げないこと。大会本番は独特の高揚感や周りのランナーのペースに惑わされてついペースが上がりがちだが我慢する。「30キロ地点までは移動のつもりで」なんてことを言う人もいたくらい、とにかく序盤は我慢して終盤に体力・脚力を温存しておく必要があると教わった。
この教えの通り、30キロ付近までは我慢して最後で余力を出し切る作戦で最初のマラソンで4時間12分24秒(ネットタイム)で一度も歩くことなく完走。その後も少しずつ自己ベストを更新していき、2019年のいわて盛岡シティマラソンで自己ベストの3時間41分59秒を記録。「もう少し早い段階でペースをあげても良かったかも」と思えるくらいに余裕を持ってゴールしていた。
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この頃はサブ3.5をあまり意識することなく、自己ベスト更新を狙って大会に出ていた。ただ、ハーフマラソンの自己ベスト(1時間33分32秒)から「もしかしたらサブ3.5も狙える実力があるかも」とも思っていた。一般的に「ハーフマラソンのタイム×2+20分」がフルマラソンのタイムの目安になるらしい。自分にこの計算式を当てはめると3時間27分くらい。頑張れば手の届く目標と思っていた矢先にコロナ禍で大会は軒並み中止となってしまった。
コロナ禍が明けた2023年に出場した神戸マラソンは記録を狙わず楽しんで走ることを優先して3時間45分02秒でゴール。そして2024年、念願のGarminを購入しサブ3.5を目指してトレーニングを積んだ。2024年最初の大会となった奈良マラソンでは序盤からサブ3.5を達成するための5分/kmを目安としたペースで走った。約1ヶ月前に5分/kmのペースで余裕を持って30キロ走が出来ていたので不安はあまりなかったが、激しいアップダウンと寒さにやられてしまい35キロ付近で脚を動かせなくなってしまった。脚の疲労というよりもシャリバテ(登山用語?)のような感じで、身体が冷えて力が入らなくなってしまった。
コースの特徴や当日の天候を加味したペース配分が反省点と思っている。アップダウンが激しく気温が低かった奈良マラソンは、自分の今の実力ではサブ3.5という記録を狙うマラソンとして相応しくなかったのかもしれない。少なくても序盤はもう少しペースを落として様子を見るべきだった。比較的コースがフラットな大阪マラソンでサブ3.5に再チャレンジしようと思う。
年が明けて早々の1月4日に30キロ走を実施。0〜10キロは5分3秒/km、10〜20キロはキロ4分58秒/km、20〜30キロは4分53秒/kmと序盤はペースを抑えて後半にペースを上げることを意識して臨んだ。
普段は子供が寝ている間の暗い時間帯に走っているが、この日は妻と子供が不在だったため久しぶりに明るい時間帯でのランニング。それが関係あるのかないのかは分からないけど、感覚よりも速いペースとなってしまっていた。オーバーペースになっていることは走りながら分かっていたものの、そのままのペースで走り続けてしまう。結局平均ペース4分55秒/kmで走ってしまった。心地良く走れているとなかなかペースを落としづらいが、これでは奈良マラソンの二の舞になると反省。
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2週間後の1月18日に2度目の30キロ走を実施。前週の3連休は週末のルーティンとなっている12.7kmのランニングを3日間行っていたので、1度目の30キロ走と比べるとやや疲労感の残る状態で走ることになったが、脚が重たくなった状態でも前に運ぶ体力・気力を身につけるためと思って走ることにする。
この日は奈良マラソン前の30キロ走同様に、3時スタートで子供が起きる前に帰宅するプランとした。前日は21時に子供と一緒に就寝。2時30分にアラームを合わせて起床。コーヒーとバナナと菓子パン1つを食べて、エナジージェル×2と500mlのスポーツドリンクをランニング用リュックに詰め込み、登山用のヘッドライトを持って家を出る。3ヶ月前に実施した30キロ走の記憶が蘇った。
序盤から中盤、中盤から終盤にかけて徐々にペースを上げることを、もう一度自分に言い聞かせてスタートする。6km地点までは5分10秒/km。想定していたよりもスロースタートになってしまったが、大会本番もスタート直後は混雑でこれくらいになるかもしれないと思い無理にペースは上げない。徐々に楽に走れるようになり自然とペースが上がるが、オーバーペースにならないように意識しながら走る。10kmを過ぎたところでエナジージェル1つとスポーツドリンク1口を補給。
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10kmを過ぎるとサブ3.5に必要なペース(4分58秒/km)を目安に走る。コースのアップダウンや折り返しポイント等で若干の乱れはあるものの、ほぼ想定通りのペースで走ることが出来た。脚の疲労感も問題なくラスト10kmでペースをさらに上げるための余裕も十分に残っていた。
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ラスト10kmは4分50秒/kmを目安にペースを上げる。各地点の通過タイムが4分58秒/kmのイーブンペースで走り続けた場合のタイムに少しずつ迫っていくのが心地良かった。最後までほぼ想定通りのペースで走り切ることができた。
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タイムは2時間29分48秒と2週間前よりもやや遅くなっているが、徐々にペースを上げるというテーマ通りに走れた。帰宅してシャワーを浴びた後、家族の朝ごはん(目玉焼きトースト)を準備するというミッションもクリア。自分の中では合格点の30キロ走となった。
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大会関連情報も続々と発表となり、完走記念メダルとフィニッシャータオルのデザインも発表された。メダルのリボン部分には「ミャクミャク」が描かれている。関西万博イヤーという記念すべき大会に出場することが出来て良かったと思う。
大会まで約1ヶ月。体調管理をしっかりして万全の状態で本番に臨みたい。大会当日マラソン日和の天候となりますように!