電子証し

オンラインで証しをしたいなと思います。

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最近の記事

あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ

今回は、ウクライナについての身近な話をシェアさせていただきます。 私の友人の職場にウクライナからの避難民の方が来られたそうです。就労を目指しているそうですが、その方はあまり日本語も上手ではなく、友人は積極的にコミュニケーションを取るようにしているようです。 友人は「せっかく日本に来たのだから、良い思いをして欲しい」と言っていました。私は、そのような友人の考えに心を動かされました。また、友人の態度は必ずウクライナの方にもポジティブに伝わると信じています。 ウクライナ情勢に

    • 現実的な奇跡

      これまで見聞きしたことから、いわゆる「カルト」は奇跡を用いて入信させることがあると気付きました。例えば、オウム真理教の麻原彰晃の空中浮遊は有名だと思います。また、統一教会の「奇跡」を用いた勧誘も知られています。 人生においては様々な困難があり、まさに奇跡によってしか現状を変えられないと感じる局面もあるかと思います。現状や将来に対する不安と恐れを取り除きたいという人間の思いは決して否定できないです。そして、不安や恐れを感じている個人を攻撃することでは何も解決できないと思います

      • 自己成就的予言 (self-fulfilling prophecy)—あるいはヘブライ人への手紙11章1節

        社会科学でよく知られた概念として、自己成就的予言 (self-fulfilling prophecy)があります。予言の自己成就とも呼ばれます。社会学者のマートン (Merton)が提唱した概念です。 これは、根拠のない信念 (belief)であっても、その信念に沿った行動をすることによって、その信念が現実のものになることを指します。 自己成就的予言のネガティブな効果例えば、「Aさんがあなたを嫌っている」と根拠なく思い込んだとしましょう。この思い込みのため、あなたがAさん

        • 複数の英語訳聖書を確認できるサイト

          聖書は多言語で訳されており、さらに一つの言語でも複数の訳があります。 英語訳聖書では、King James Version (KJV; 欽定訳聖書; ジェームズ王訳)が有名です。KJVは格調高いのですが、英語が少し難しいので(古語のような部分もあります)、個人的にはCommon English Bible (CEB)を使っています。 KJVもCEBも数ある英訳聖書の一つに過ぎず、複数の聖書を比較したい時もあるかと思います。そんな時に便利なサイトが、BibleGateway

          放蕩息子のお兄さん

          放蕩息子のたとえ話(ルカによる福音書 15:11-32)は聖書の中でも特に有名なエピソードだと思います。絵画のモチーフにもなっており、レンブラントにも「放蕩息子の帰還」という作品があります。 聖書を読んでいただくのが一番良いと思いますが、放蕩息子のたとえ話を簡単にまとめますと以下の通りです。 この話では父と兄弟が出てきます。弟は父に生前贈与で財産を分けてもらうことを頼みます。財産をもらった弟は遠い国に旅立ち、放蕩の限りを尽くしてしまいます。一方で、兄は父の下で働き続けてい

          放蕩息子のお兄さん

          優生思想について

          優生思想と人間の価値人に優劣をつけ、「劣った」とされる人を切り捨てる考え方は優生思想と呼ばれます。また、優生学(eugenics)とあたかも学問のように語られることもあります。 優生思想を示す歴史的事実としてナチスドイツのT4作戦が知られます。T4作戦の下、多くの障害者が安楽死させられました。当時は「生きるに値しない命」という言葉がスローガンとして用いられていたと言われます。 このような優生思想は過去のものなのでしょうか?現代の日本社会に生きる私たちには無関係なことなので

          優生思想について

          感謝から始まる信仰

          信仰とは何なのでしょうか? 現世利益があるから信仰を持つのでしょうか?言い換えると、何かメリットがあるから信仰を持つのでしょうか? 確かにそのように考える人もいるかと思いますし、そのような形式の信仰も存在するかと思います。でも、迫害にあって命を捨ててでも信仰を守った人々を考える時、現世利益だけでは説明できない信仰があると思います。たとえ「信仰」という同じラベルで語られるからといっても、前者と後者では指すものが全く違うように思います。私は、後者の信仰に関心があります。 そ

          感謝から始まる信仰

          思いやりや慈悲と訳されるcompassionという語について

          Compassionは思いやりや慈悲と訳されるようです。私自身、compassionという語を聞いた時に思いやりや仏教的な慈悲を考えていました。ただ、良く見るとcompassionはcom + passionで、単語の中にpassionがあるんですね。 少しcompassionが気になったので、まずは語源を調べてみました。 Googleで、「英単語 etymology」と検索すると語源が調べられます。よく知られたEtymonlineというオンラインの語源辞書もあります(h

          思いやりや慈悲と訳されるcompassionという語について

          モデルとしてのイエス・キリスト

          尊敬できる人人生の中で尊敬できる人に会ったことはありますか?その人は学校の先輩や先生かもしれませんし、職場の人の先輩や上司かもしれません。もしかしたら、自分よりも年下の人かもしれません。 尊敬できる人を心に思い浮かべてください。「すごい人だな」、「憧れるな」、「自分もあの人のようになりたいな」。そんなことを感じるかと思います。ある部分で、あなたにとってモデルになる人です。 ただ、その人であっても完璧ではないんですよね。何かしらの欠点は誰にでもありますし、機嫌が悪くて失礼な

          モデルとしてのイエス・キリスト