内省(「檻」)
ここ数日、なんか心の中のモヤモヤを感じていました。
今朝目覚めたばかりで半分ボーッとした頭で内省してたら、なんとなくその正体がわかった気がします。
それは「どうせ」という思い込み。
「どうせ」がまだ心のなかに巣食っていました。
お前は「どうせ」人からは理解されない。
お前は「どうせ」結局は人に裏切られる。
オセロでどんなに優勢でも最後に角を取られて一気に形勢逆転されてしまうかのように、どんなに自由になったと思ってもそんな持ち駒は簡単にひっくり返されて、最後は盤が一面相手の持ち駒で埋め尽くされている。
「どうせ」お前は檻から抜け出せない。自由にはなれない。
そいういうシナリオが頭のどこかにあることに気づきました。
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小学生の頃に聴いて、なんだか自分のことを歌っているように感じて勝手に自分の人生のテーマ曲と思っていた歌があります。
泉谷しげるさんの「春夏秋冬」
季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
愛のない家を出て
愛のない人にあう
人のために よかれと思い
西から東へ かけずりまわる
やっとみつけた やさしさは
いともたやすく しなびた
春をながめる 余裕もなく
夏をのりきる 力もなく
秋の枯葉に 身をつつみ
冬に骨身を さらけ出す
今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ
「どうせ」そんな世界から抜け出せないのさと、いじけて偽りの快感に浸っていたい自分がいることに気づきました。
でも、正直その世界はもう飽きたので次に進むことにします。
(20年程前に描いた「やどかり」)
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