富山IT勉強会第23回【"ハッカー体験"ボードゲーム「Cyber Attacker Placement」でアレしてみる会】
どうも。
富山IT勉強会主催、兼技術同人誌サークル電脳世界代表のオーニシです。
この記事は 技術書同人誌博覧会 Advent Calendar 2023 - Adventar の11日目です。
開催概要
テーマ:"ハッカー体験"ボードゲームプレイ会
日時:2023年12月3日(日)13:30 - 18:00
場所:富山県民会館608号室
参加者(現地):8人
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)作成の“ハッカー体験”ボードゲーム、「Cyber Attacker Placement」をみんなでやってみる会です!
攻撃者視点の獲得を目的としたボードゲーム:Cyber Attacker Placement
@IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)“ハッカー体験”ボードゲーム、IPAが無料公開 攻撃者視点で防御を学ぶ 手番は「最近怪しいメールが来た人」から
@ITmedia【Cyber Attacker Placement】IPAが突如公開した”謎”のボードゲームを遊んでみた 〜作成編〜
@DevelopersIO【Cyber Attacker Placement】IPAが突如公開した”謎”のボードゲームを遊んでみた 〜プレイ編〜
@DevelopersIO
※このゲームは「個人、法人組織における非営利、非商業的態様でのシステムセキュリティ教育・啓発目的でのみ、かつ健全な社会通念に反しない」場合のみ、制作者への事前連絡なしで無償利用できます。
開催内容について
タイムテーブルは次の通りでした。
13:15 - 開場
13:30 - 13:45 自己紹介
13:45 - 14:30 チョキチョキタイム。ボードやサイコロをみんなで作成
14:30 - 15:00 ざっくりルール解説&認識合わせ
15:00 - 16:00 ゲーム(1戦目)
16:00 - 16:15 振返りタイム
16:15 - 17:15 ゲーム(2戦目)
17:15 - 17:30 振返りタイム
17:30 - 18:00 後片付け、解散
※適宜休憩を挟みます。
チョキチョキタイム
部屋に入ると流れでチョキチョキタイムへ。スタッフのosudakeさん(@osudakecom)が用意してくれた厚紙をカッターやハサミでチョキチョキして必要なモノを揃えます。
これがアイスブレイク(初対面のみんなが打ち解けるための時間)として良く機能して、互いに発言しやすい空気感が醸造できました。
自己紹介
順番が前後してしまいましたが自己紹介タイム。お名前(名乗りたい名前)と簡単な自己紹介を。チョキチョキタイムが先になったことで緊張もほぐれていい感じ。
ざっくりルール解説&認識合わせ
準備ができたらいったんルール説明と認識合わせ。わりとルールは複雑なので、厳密に合ってるかどうかはともかく、この場にいるみんなの認識が合っていることが重要。
ゲーム(1戦目)
すべての準備は整った!いざ対戦開始!!
といっても1戦目なのでルールやフローを確認しつつ。
本来は交渉込みのゲームですが、まだみんなゲーム自体に不慣れということで、まずは交渉なしのルールです。
手番が1巡もするとみんな慣れてきた感じで、ゲームのペースもいい感じになっていきます。
みなさん悪役ハッカーになりきってどんどん各企業のコンピュータに侵入していきます。無防備に侵入しすぎてお縄についてしまう攻撃者も;
最初は脆弱性がなかった企業も、時間経過とともに脆弱性が出てくるのがリアルですね!みなさんの会社のセキュリティは大丈夫…?
振返りタイム1
1戦目が終了し、振り返りと交流を兼ねたおやつタイム!
どうすれば有利なのか
どのカードが強いのか
けっこうみなさんゲームに夢中です!
スポンサー紹介&景品贈呈
富山でセキュリティの勉強会をやるよー!ということで、技術同人誌サークルのみぞーーーん様から著書をご提供いただいております。
この会はボードゲームですが、実機を使って実際に攻撃と防御を行う競技、ハードニング競技会の非公式ファンブックです!
大人気につき紙の本は現在売り切れの貴重なご本!
そしてそして!
技術同人誌つながり&主催も技術同人誌作家ということで、富山に技術同人誌文化を広めるべく、技術同人誌サークル親方Project様からも著書をご提供いただいております。
技術同人誌作家の多くが一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。あの「ワンストップ!技術同人誌を書こう」の最新改訂版です!
ゲーム(2戦目)
そんなこんなで交流タイムはあっという間に過ぎて2戦目へ。
ジャンケンで卓をシャッフル!今回は私も参戦します!
みんなルールに慣れてきたところで「交渉」を解禁。
ただ、ゲームが長引くことを抑えるため
ターンプレイヤーからのみ提案可能
交渉は1ターンに1往復の会話のみ可能
という条件を付けさせていただきました。
が、ようやくルールに慣れてきたところで、どちらの卓も交渉はほとんど行われなかった様子;
う~ん残念!
かくいう私もルールとカードの効果を読むのにいっぱいいっぱいで交渉できませんでしたw
振返りタイム2
ということで再び勝者表彰&振り返りタイム!
時間調整で1戦目は勝利点を10点にしたのですが、2戦目は15点でも時間内に決着しました。
みなさん点数の取り方がわかってきた様子。なお私は逮捕されましたw
しばし歓談の後にみんなで集合写真。
今後近隣で行われるイベントの情報交換ができるのも地元コミュニティの良さですね。
BuriKaigiさん!楽しみにしています!!
開催所感
イベント全体
今回は終始かなり良い感じにイベント進行できたと思っています。
それもこれも、企画から準備、告知まで一緒にやってくれたosudakeさん(@osudakecom)のご協力あっての賜物です。
改めて感謝。
イベント告知
定期的に告知するためにX(旧Twitter)に予約投稿していたのですが、osudakeさんのポストが秀逸だったので以後見習いたいなと。
こんな感じで画像付きだとやはり目を引きますし
カードの予習
ハッキング手法の概要学習
それに対するセキュリティの概要
など、イベント告知期間中(開催後も)ずっとプチ勉強会的な役割を果たすことができます。
駐車場満車問題
会場の富山県民会館にはけっこう大きめの駐車場があるのですが、たびたび満車になってしまいます。この日も満車で、参加者の方々にご不便をおかけしてしまいました。
抜本的な解決策としては会場を変更するくらいしかないのですが、すぐにできる対策としてはイベントページに注意書きをしておくくらいでしょうか。
こんな感じ。
特に富山県は車社会なことに加え冬場の降水日数が多いので、公共交通機関での移動も難しい。駐車場問題は切実です。
富山IT勉強会では登壇してくれる方を募集しています
富山IT勉強会ではセッションやハンズオン、LTなど発表側に回って頂ける方を随時募集しております。 我こそはという方は是非ご連絡頂けますと嬉しいです。
書籍の宣伝
最後に少しだけ宣伝をさせて下さい!
10月にインプレス社様より『PythonとDjangoではじめる!Webアプリ制作ハンズオン』を発行させて頂きました。
Pythonの基礎文法を身に付けた方向けの本で、Python製WebアプリケーションフレームワークDjangoを使って、Webアプリ制作を学ぶ本です。
本書の特徴はWebアプリを作るための周辺知識を浅く広く包括的に扱っている点で、HTMLでWebページを作るところから開発用のローカル環境の構築、Djangoを用いたWebアプリの制作、そして最後はVPSをレンタルして、制作したWebアプリを実際にデプロイするところまで抑えています。
実はこの書籍、もともとは技書博や技術書典といった技術同人誌即売会で同人誌を頒布していたところ、インプレスさんからお声掛け頂き、商業誌にパワーアップさせたものだったりします。
あなたも技術同人誌を書いてみたら商業作家になれるかも!?
ということで今回の記事を締めくくりたいと思います。
それでは!