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週刊ダイヤモンド 日立特集を読んで思ったこと

おはようございます、こんにちは、こんばんは、電機くんです🤗

週刊ダイヤモンド 10/2号 日立財閥特集を読んだ感想です。
日立財閥とは言いつつ内容は中核である日立製作所の今後について書かれていました。

日立製作所と言えば、家電から発電所、鉄道なのでインフラまで手広く扱っている日本を代表する総合電機メーカーです。東芝や三菱電機と合わせて3大総合電機などと言っていましたが上記2社が不正問題で足踏みしているため現状日立の一人勝ちみたいな状況です。

日立製作所はリーマンショック後の2009年決算で最終赤字約7,800億円という日本の製造業史上最大の巨額赤字を出しました。そこからリストラや事業の選択と集中を進めてV字回復を果たしました。

ただし、現在の日立製作所が集中投資している分野は上に書いたような家電やインフラ事業ではなく、デジタル事業です。最近よく話題に上がるDX(デジタルトランスフォーメーション)ってやつです。
※DXについて詳しくはWikipediaのでデジタルトランスフォーメーション参照。

今回の週刊ダイヤモンドの特集では、このデジタル事業に乗れた社員と今後乗れそうにない他事業または子会社の社員達のコメントや海外のDX推進メーカー(シーメンスやGE)とのデジタル事業内容比較、更に日立の社内の人員配置の変化等が書かれていました。

日本ではIT、AI系の人材不足が深刻であるため、日立製作所でもAI人材に年俸4,000万円出す話があります。

これでも他社、他業界からも引く手数多なため人数確保が困難な状況です。
そのため、日立製作所内のハードウェアエンジニア(機械設計者)達も一部AI系人材であるデータサイエンティストという職種に転換しているとのことです。

日立は中国、韓国メーカーがどんどん侵攻してきている低利益率となりがちなハードウェア領域・昔ながらのものづくりからは距離を置いて、高利益率となりやすいIT・AI等のソフトウェア領域に大きく舵を変えている所(既にある程度進んでいる)ことが分かります。

今回の記事を読んで改めて思ったことは、大学時代の専攻で就いた今の仕事・分野に固執していると日立のように会社内で大きな方針転換または業界で変化があったときについていけなくなることから常にアンテナを張って勉強を続けることが必要だなと感じました。

私自身、ハードウェアエンジニアであり、中国で安くて性能そこそこな製品が出てきていることからいつまでもこの分野で勝負をし続けていては近いうちにジリ貧になると感じていました。今回の記事のように日立社内のハードウェアエンジニアがデータサイエンティストに転換したように勉強していきたいと思います。

データサイエンティストについて調べると最近できたばかりのデータサイエンティスト協会でデータサイエンティスト検定なんていうものをやっているようなのでこういうもので自分の実力を見える化しておくこともいいですよね。

上記のようなことを考えさせてくれた今週の週刊ダイヤモンドは読んでいて面白かったです。他にも日立とパナとの比較、総合電機6社の比較、'22年就活の総括など書かれていて読みどころありましたのでオススメです。

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