技能のスピードを上げるコツ5選
1、ケーブル長にこだわらない
ケーブル長はマイナス50%未満ならOKとされています。
10cmが指定されていても、正確には5cmまでOKということ。
公表されていませんが「50%以内であればプラスでも欠陥にはならない」傾向にあるようです。
なので、ミリ単位にこだわっているとかなりの時間ロスになります。
私は2秒くらいストリッパーの定規を当てる→ざっくりアタリをつけて迷わず切る、でいってます。
2、被服剥きは適当に、または長めに
ケーブルと同じくこれもミリ単位でこだわらない。
差し込みコネクタやシーリングなどミリ単位を要求される部分は、長めに剥いておけば、合わなかったら切ればいいだけと割り切ります。
端子台や遮断機も、ちょっと芯線が見えている程度なら気にしない。
むしろ芯線が1mm~2mm見える程度にしておいて、「被服噛んでません」アピールする。
3、教科書通りにこだわらない
例えば輪作りなどは「こうすればやりやすい」に個人差があります。
ストリッパーでやる人、ペンチでやる人、さまざま。
教科書にはこう書いてあるから...を鵜呑みにしているといつまでもタイムは縮まらないので、裏技を作るつもりで自分流にどんどん変えていきます。
4、動画でイメトレ
YouTubeで「電気工事 技能」を検索すれば山ほど無料の解説動画が出てきます。
他人の手つきを見てやり方を覚えたり、自分ならこうすると頭のなかで段取りするだけでかなりスピードが出ます。
5、複線図を書く
実際に試験でいきなりケーブルを切り始めた人よりも複線図を書いてスタートした自分の方が速く終わった経験があるので、自信をもっておすすめします。
失敗の許されないケーブルを切る作業や圧着などで、複線図があるのとないのとでは「思い切り」に差が出るのでは?と思ってます。
意外とこういう精神面の勢いが手先のスピードに繋がるものです。