オジサンのための現代用語#5 ギャプ萌え
記念すべき2年目突入の記事を何にしようか迷いましたが、『ギャップ萌え』に決めました。オジサンたちに”ギャップ萌え”を説明するには、まずは”萌え”の概念から説明する必要がありそうです。
”萌える”の本来の意味は、”発芽する”や”芽吹く”ということです。しかしここで使う”○○萌え”での意味は、本来の意味とは違います。Wiki先生によれば、”萌え”とは、『日本のサブカルチャーにおけるスラングで、主にアニメ・ゲーム・アイドルなどにおける、キャラクター・人物などへの強い愛着心・情熱・欲望などの気持ちをいう俗語』だそうです。これを無理やり意訳すると、”心がキュンキュンするくらい○○が好きだ”となります。また『意味についての確かな定義はなく、対象に対して抱くさまざまな好意の感情を表す』とのことだそうです。
”萌え”は、対象となるキャラクター/人物の特徴に使われることも多く、”眼鏡萌え”や”メイド萌え”のように使われます。今回の記事の”ギャップ萌え”も、対象者の”ギャップ”に萌えることを意味します。ここでいうギャップとは、意外性のことです。例えば、”強面の男性なのに、実は小動物に優しい”などが、ギャップ(意外性)に相当します。このギャップ萌えには、ゲインロス効果という心理効果が関係しています。
ゲインロス効果とは、”最初にマイナスの印象からスタートすると、後にプラスの印象が見えたときプラスの印象を大きく感じる”という心理効果のことです。このゲインロスは、英語のゲイン(gain:利益; プラスの印象)+ロス(loss:損失; マイナスの印象)を合成した言葉です。
人の印象は、プラスとマイナスの変化量(揺れ幅)が大きいほど、人の心に大きく影響を与えると考えられています。つまり、最初からプラスの印象だった場合、その後にプラスの印象を与えても”予想通り/当たり前”としか思えません。しかし、最初がマイナスの印象だった場合、同じプラスの印象でも”最初はあんな人だと思ったのに”とギャップ(意外性)が生まれるため、プラスの印象がより大きく感じるのです。
このゲインロス効果(ギャップ萌え)は、恋愛場面で役に立つそうで、”好き”という感情が生まれやすいのは、”ギャップ(意外性)”に気づいた時だそうです。”女性/男性にモテたい”場合は、このギャップ萌えを使えと、婚活の記事では推奨しています。ただし、狙いすぎると逆効果になってしまうので要注意、とも書いてありました。
オジサンの実生活には、”ギャップ萌え”は関係ないかもしれませんが・・・。
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