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昔は○○だった・・・

歳を取ると、最近の出来事は過ぎに忘れてしまいますが、昔のことは何故だかよく覚えています。高齢者は最近の話題が思い出せないので、「昔は○○だった」みたいな話題しか思いつかないのかもしれません。スミマセン、私の偏見でした。

最も多いのが「昔は良かった」的な発言です。昔を懐かしむ気持ちはよくわかりますが、便利さで言えば、昔より今の方が格段に良くなっています。日本に限っても、戦後のモノの無い時代は今や大昔で、大量消費の時代を経て、今では逆に断捨離のようなミニマリズムさえ流行っています。

次に多そうなのは、「昔はヤンチャだった」という”悪自慢”です。その人がちょっと強面の人なら信じてしまいそうですが、その人だけの話なら、眉唾話かもしれません。本来、きちんとした人や自分の強さに自信がある人は、強さをひけらかす様な悪自慢はしません。

それから、「昔はモテモテだった」と言うのもありがちです。若い人はその時代を知りませんから、事の真偽は不明です。ただし、写真などの証拠があれば別です。とある書き込みで、”おじいちゃんがイケメンだった”とか”お婆ちゃんが美人だった”というのを読みました。その書き込みには昔の写真も載っていて、確かにイケメン/美人でした。

職場の元同僚に、”昔はイケメンでした”的なオーラを醸し出している人がいました。知り合った当時は既に立派なオジサンでしたが、なんとなくイケメンオーラがありました。別の人から聞いた話ですが、若い頃には『通学電車にハンサムな人がいる』と女子高生の話題となり、ファンクラブまで出来たそうです。

私はと言うと、ハッキリ言ってモテたことはありませんし、悪ぶっていた時代もありません。多くの人が極めて面白みのない、普通の生活を送っています。

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