今日からは八月ですが、七月はとにかく暑かった。これは感覚の話ではなく、統計データからも裏付けられています。七月の平均気温は、統計史上最も暑かった去年(2023年)を上回りました。これは二年連続の記録更新で、記録の残る126年間で”最も暑い7月”だったことになります。「やっぱりね」という感じで、猛暑に納得しました。
少しでも涼んでもらおうと、タイトル画には『打ち水』の画像を使いました。打ち水は、水を撒くだけの簡単な行為ですが、1)土埃や埃を抑える効果や、2)気化熱を利用し涼気をとる、などのメリットがあります。気化熱というのは水が液体から気体に変わる時に必要な熱量で、撒かれた水1gにつき約0.58kcalの熱が奪われるので、少しだけ涼しくなります。ただし、空気中の湿度が高くなり、体感温度を上げる効果が出る場合もあるので、注意が必要です。
小学生の時に住んでいた家の前の道路は、未舗装の道路でした。田舎アルアルかもしれませんが、夕方前になると打ち水する家が結構ありました。私も、打ち水の手伝いをさせられたことがあります。打ち水した後の土埃の臭いが、たまらなく良いんですよね。ちょっと懐かしくなりました。