回想 紙で麻雀牌を作ってみた!
中学生の頃に小さな平屋の一軒家に引っ越しましたが、当時はお洒落な洋間を作るのが流行っていて、実家でも”必要ないのに”洋間がありました。洋間には”必要のないシャンデリア”もありましたが、やはり当時流行っていました。その洋間には”オブジェとしての百科事典のセット”が飾ってあり、これも当時の流行りでした。
現在はネットでサクサク検索できる便利な世の中になりましたが、小中学生の頃の私の情報源は、全18巻の『ジャポニカ百科事典』でした。この百科事典で、多くのことを学びました。とにかく、分からない事や言葉があると、まずは百科事典で検索しました。今ならPCやスマホで簡単にググれますが・・・。父親の口癖は、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」で、分からないことがあるとすぐに調べるようにと、私に言っていました。しかし、当の本人(父)はちっとも調べないのですが・・・。
これは私が中学生の頃の話なので、およそ半世紀前の話です。テレビドラマで”麻雀”というゲーム(遊び)があることを知りました。4人でする遊びだということは分かるのですが、実際にどんなゲームなのかは、ドラマを見ていてもよく分かりません。それで、さっそくジャポニカ百科事典で調べました。ジャポニカ百科事典には、写真入りで詳しく説明されていました。その絵柄が気に入った私は、マージャン牌を作ろうと思い立ちました。
マージャン牌のサイズは大体わかるので、画用紙に展開図を書いてマージャン牌を作り始めました。図柄をマネしながら水彩絵の具で塗り、マージャン牌を作っていくのですが、なにせ種類が多いので苦労します。結局、1/4くらい作ったところで挫折しました。理由は全種類を一通り作って飽きたのと、とても重要なことに気が付いたからです。最4 初の方にも書きましたが、マージャンは”4人でする遊び”です。一人四役は、さすがに無理ですし、楽しくありません。
日曜を4回使って作業した紙製マージャン牌でしたが、実際に使われることはありませんでした。しかし、この時に学んだマージャンの基礎知識は、大学に入学してから役立つことになりました。それは、この6年後くらいの話です。
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