高価なドアストッパー!!
ドアストッパーというのは、ドアを開放状態(開けっ放し)にしたいときに使うアレです。我家でも玄関に付けていましたが、今は壊れて廃棄しました。ドアストッパーには様々なタイプのものがありますが、お金をかけたくなければ”無料の石”でも良いですし、DIYなどの店に行けば比較的安価で購入できます。
しかし、昨日ネットのニュースを見ていたら、イギリスで250万ポンド、日本円で約4億9400万円の価値のあるドアストッパーの記事が載っていました。これは正式にはドアストッパーではなく、ドアストッパーとして使われていた”放置された彫像”だったのです。この彫像は僅か5ポンドで購入されたもので、本来の美術品としてではなく、なぜか日用品として(?)使われていました。
この彫像の正体は、18世紀前半にフランスの彫刻家エドメ・ブーシャルドンによって制作された『ブーシャルドンの胸像』で、地主で政治家でもあったジョン・ゴードンをかたどったものだそうです。私には彫像の価値はよくわかりませんが、250万ポンドを払ってでも買いたい人がいるようです。
似たような例は過去にもあって、2018年には、セントラル・ミシガン大学で30年にわたって”ドアストッパーとして使われていた岩”が、実は隕石だったことが判明しました。この隕石は、彫像ほどは高くありませんでしたが、75,000ドル(日本円で約1,160万円)で落札されたそうです。
石ころ代わりに使われていた古い彫像が、実はお宝だったとは・・・。どこかに彫像か隕石が落ちていないかなぁ。