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鼻血遺伝子の継承

鼻血が出やすい体質があるようです。実は、私の父親がそうです。鼻血は、小鼻の内側にある鼻中隔びちゅうかくという場所のキーゼルバッハ部位からの出血が最も多いとされています。このキーゼルバッハ部位には細い血管が網目上に貼り巡らされているので、鼻をいじりすぎたり、鼻を強くかんだりするだけでも傷ついて出血してしまいます。

父は耳鼻咽喉科の先生から、同じような説明を受けていました。どうやら、父は血管が細いようで、出血しやすいようなのです。一度は、止まらない鼻血にビックリした母が救急車を呼んだほどでした。実際には、単なる鼻血だったんですが・・・。

この”欠陥が細くなる遺伝子”は私には受け継がれていませんが、弟にはしっかり受け継がれたようです。弟も小さい頃は鼻血が出やすかったと母から聞かされていました。また今でも、欠陥が細いため、採血の時には苦労しているようです。ある時などは、血液検査のための採決に三度ほども失敗して、最後には別の看護師さんに変わったそうです。

この遺伝子は弟の子供たちに受け継がれ、私の甥っ子・姪っ子は鼻血が出やすくなっているそうです。あんまり嬉しくない遺伝子の継承ですが、こればっかりは仕方ありません。しかし遺伝は、負の側面ばかりではありません。私も弟もインフルエンザにほとんどかかりません。ひょっとすると強力な免疫体質が遺伝している可能性があります。甥っ子や姪っ子も病気とは無縁で、元気に育っています。ただし、医学的なエビデンスは無いのですが・・・。

血管の細さや強力な免疫は体内部の事ですが、外部(見た目)の遺伝も顕著です。私も弟も、歳を経るごとに顔が父に似てきています。

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