見出し画像

トランプ2.0が始まった

現地の日付で2025年1月20日、ドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任しました。トランプ氏が大統領になるのは二回目で、返り咲きの就任となります。

トランプ大統領の前回の就任時は、それまでに政治経験が無かったこともあり、順風満帆な滑り出しではなかったようですが、今回は二度目ですから準備期間は十分だったようです。就任初日から、WHO脱退やパリ協定からの離脱など、かなり重要な案件に関する大統領令に次々と署名していきました。そんな姿が、”強いアメリカ”を想起させるようで、大統領就任を祝う人たちは、熱気に包まれていました。

どのような政治意図があるのかよくわかりませんが、隣国のカナダとメキシコに25%の関税をかける大統領令にも署名しました。カナダには「関税が嫌ならアメリカの州になれ」みたいなことを言っていましたし、メキシコに対しては「不法移民を排除する」みたいなことを言っていました。トランプ大統領は徹底的に”アメリカ ファースト”を貫くようです。

トランプ大統領は環境問題には全く関心がないようで、化石燃料の増産を考えています。確かに産業面でのメリットはあるのでしょうが、世界的な二酸化炭素の削減政策には逆行しています。これはパリ協定からの離脱とシンクロしています。個人的に印象的だったのは、“Drill Baby, Drill” (”石油を”を掘って、掘って、掘りまくれ)という言葉です。短い文章ですが、ストレートな感情が表現されています。

英語的に正しいかどうかわかりませんが、トランプ大統領には”Cool Baby, Cool”という言葉を送りたいと思います。これは、”もっと冷静に、頭を冷やして欲しい”みたいな意味のつもりです。

何かをしようとする時には情熱は大事です。しかし、努力する方向が間違っていると、トンデモナイ結果になる可能性があります。これから、世の中が大きく動くかもしれませんが、冷静に対処したいものです。

いいなと思ったら応援しよう!