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ジャイアント・キリング 対ドイツ戦
ワールドカップの予選リーグで、日本がドイツに2対1で逆転勝ちしました。世界ランキングで考えれば、かなり格下の日本が勝ったわけですから、歴史的な大勝利です。少し捻くれた言い方だと、”大番狂わせ”になります。このように、スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利することをジャイアント・キリング(giant killing)と言います。直訳すると、”巨人殺し”です。
ジャイアント・キリングのモチーフは、『旧約聖書』の羊使い・ダビデと巨人・ゴリアテの物語です。物語の舞台は3000年以上前のイスラエル王国です。当時戦闘状態にあったペリステ人とイスラエル人ですが、戦局が動かなかったことから一騎打ちで勝敗を決めることになりました。ペリシテ人の代表が鎧をまとった3m近い巨人・ゴリアテです。イスラエル人の代表は小柄な羊飼い・ダビデです。しかし、結果はダビデの勝利に終わります。ダビデはその後、イスラエルの王様になります。
ただしジャイアント・キリングの直接の由来は、『Jack the Giant Killer』と 呼ばれる御伽話とされています。このお話が、『ジャックと豆の木』の元ネタです。
ジャイアント・キリングを調べていると、その説明で次のような解説&用例が載っていました。『例えばサッカーのワールドカップで、強豪国であるスペイン代表に日本代表が勝利した場合に”日本がジャイアント・キリングを起こした”と言われます』。日本は、初戦でドイツに快勝し、1回目のジャイアント・キリングを達成しました。二試合目は対コスタリカ戦ですが、最終戦は対スペイン戦です。
日本は、2回目のジャイアント・キリングを達成できるでしょうか?。大いに期待しています。