12月は忘年会のシーズンです。
12月は、いつもなら忘年会シーズンです。 しかし、今のようなコ〇ナ禍では、昔のような大人数での宴会は出来ません。 私の勤務先でも、ここ数年は忘年会が開催されていません。
私がまだ若手と思われていた頃には、職場のレクレーション係として、ボーリング大会やスポーツ観戦の幹事、暑気払いや忘年会の幹事をやらされていました。 とくに忘年会は、一年でも重要な行事なので、店決めや出欠確認などの幹事業務は大変でした。 まだメールが普及していない時代なので、部署全員の出欠を確認するのは大仕事でした。 いまならメーリングリストへの一斉メールで済むのですが・・・。
店を決めるのも一苦労です。一応、年長者のエライ人達にどんな店が良いかや、何が食べたいのかを聞くのですが、人数が多いとリクエストもバラバラです。宴会アルアルで、「カニ屋で宴会をするな!」というのがあります。カニ料理の店で宴会をすると、みんな食べるので必死になり、会話が弾まないからです。
しかし、幹事だった私は、これを利用することを考えました。実は同じ部署に、お喋りで口うるさい上司がいたのです。この上司は、どうでも良いことをペラペラと延々と喋るので周りの同僚たちは、辟易していました。真の意図が悟られないように、参加予定者にカニ料理店で忘年会をすることをお知らせしました。
職場の勘のいい人は、私の秘めた意図に気付いたかもしれませんが、宴会は無事に終了しました。案の定、良く喋る上司はカニ料理のためか、いつもよりは喋りのテンションが低かった気がしました。
私が職場の中堅ぐらいになると、幹事も卒業です。幹事は若い人達がやってくれることになりました。ある年の忘年会の案内が、若い幹事から書面で届きました。そこには、忘年会の日時や店名が書かれていましたが、肝心の忘年会が”忘念会”と誤変換されて印刷されていました。単なるワープロソフトの誤変換だとは思いますが、”怨念”を忘れる会だと思うと、しっくりくる人達もいるかもしれません。とくに、ブラック企業にお勤めの方には・・・。