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二・二六にいにいろく事件とは、今から88年前の1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて発生した日本のクーデター未遂事件です。

このクーデターでは、陸軍の青年将校らが1,483名の下士官・兵を率いて蜂起し、政府要人を襲撃するとともに永田町や霞ヶ関などの一帯を占拠しました。この事件で、総理大臣や大蔵大臣を歴任した高橋是清これきよが暗殺されました。しかし、クーデターは未遂に終わり、青年将校達は下士官兵を原隊に帰還させ、自決した一部の将校を除いて投降しました。

現在の日本には自衛隊はありますが、軍隊はないのでクーデターというのは起こり得ません。しかし、世界ではこれまで数々のクーデターが起こり、クーデターを成功させた首謀者は、その後、国のリーダーとして政権を担っています。有名なのは、カストロやゲバラらによるキューバ革命です。キューバでは、現在での彼らの流れを汲む政権が続いています。日本の歴史で言えば、大化の改新もクーデターに当たります。

それぞれの正義のもとに起こした”やむにやまれぬ行動”なのかもしれませんが、暴力を背景にしたクーデターを正当化することは・・・。平和な日本が続きますように。

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