今日はお彼岸 ハンゴロシとミナゴロシ
今日は春のお彼岸で、春分の日です。この時期に懐かしくなるのは”祖母のボタモチ”です。祖母が作ってくれたボタモチは大きく、大人のコブシ大くらいはありました。
今日のタイトルは一見物騒ですが、暴力的な話題ではありません。ボタモチやオハギの中には、餅が入っていますが、その餅のつぶし具合を”ハンゴロシ”や”ミナゴロシ”と表現します。ハンゴロシは、もち米の米粒が半分程度残っているつぶし具合を指します。ミナゴロシの場合は、完全なお餅状態です。
餡の中のお餅は、製法によって違うと思いますが、祖母の場合はモチ米とウルチ米が半々の分量でした。また、餡は粒アンでした。祖母は大家族(子供が11人)を育てたため、我家は4人家族なのに、毎回ブレンドしたもち米を一升ほど炊いていました。なので、コブシ大の大きなボタモチが20個ほどできました。当時育ち盛りの私は、そのボタモチを一度に4個は食べていました。
祖母は既に鬼籍に入っているので、同じものは食べられませんが、いまだに祖母のボタモチが私の中でのナンバーワンです。ちなみに、私の座右の銘は『棚からボタモチ』です。
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