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ここまで来たか!? 代行サービス

世の中には、お金を出して”仕事の代行”をしてくれる便利なサービスがあります。分かりやすい所で言えば、家事代行です。家事代行サービスでは、通常は主婦/主夫が行なう掃除・洗濯・料理などを代行してくれます。この代行サービスは、一人暮らしの若者や高齢者などに利用されています。もちろん、それなりの対価(料金)を支払う必要はありますが・・・。

公共交通網が発達した都市部ではあまり需要が無いかもしれませんが、車が無いと不便な田舎では、自家用車の代行運転というサービスもあります。私は利用したことはありませんが、田舎に住む父が飲み会などの時に利用していたようでいた。

ちょっと変わったところでは、退職代行というサービスがあります。これは、上司に退職の意思が伝えられない社員が利用するサービスです。「何で伝えられないの?」と思う人も多いでしょうが、気が弱くて引っ込み思案な人は、第三者を通じた退職代行が重宝するみたいです。それから、これも代行サービスの一種なのでしょうが、レンタル彼女やレンタルおじさんなどもあります。

その他にも代行サービスはあると思いますが、チョッと意外で合理的な代行サービスを知りました。それが『上司代行』です。上司代行とは、第三者が上司の役割を担うことを指します。上司代行では、自社の上長ではなく、外部から来たプロフェッショナルが上司となり、社員の育成などを行うサービスです。簡単に言えば、”上司のアウトソーシング”です。

これまでも企業では、事務や会計業務などを外注することはありましたが、一部の会社では上司まで外注せざるを得ない事態になっています。上司代行が広がる最大の理由は、深刻な人材不足です。少子高齢化による生産年齢人口の減少で、労働力は減り続けているため、多くの業種で採用難に陥っています。特に不足しているのは、部下を指導する立場となるミドルマネジメント層の不足だそうです。

企業は人材不足のため、自社で新たなリーダーを育成しづらくなっています。そこで注目されたのが、社外の優秀なプロフェッショナル人材に上司を代行してもらう上司代行です。

ひょっとすると、『社長代行』サービスなども現れるかもしれません。

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