喫煙・飲酒問題に思う事
もうすぐパリオリンピックの開幕ですが、開幕歓迎ムードに水を差すようなニュースを読みました。それは、未成年(正確に言えば成人していますが)による飲酒・喫煙が原因のオリンピックの参加辞退です。多くのネットニュースで取り上げられているので、ここでは個人名は書きませんが、この処分内容に賛否両論あって、結構な盛り上がりを見せています。
私は関係者でもありませんし、単なる野次馬なので、「そんなことがあったんだ」程度の感想しかありません。しかし、この出来事は多くの背景を内包した複雑な問題なのかもしれません。事実関係がよく分からないし、色々な有名人がコメントしていますが、「実際のところはどうなのよ?」と思いました。その中でも気になったコメントがあったので、一部を抜粋します。なお引用文中のNTCは、トップレベル競技者用トレーニング施設であるナショナルトレーニングセンターのことです。
多くのコメンテータは、自分の感情や価値観で好き勝手なことを言っていますが、この津田さんは冷静で客観的な分析をしているように感じました。数あるコメントの中には、「喫煙ぐらいでは退学にはならない」などと、どこぞの不良高校生と同じような扱いをしていましたが、そもそも前提とする立場が全然違います。
スポーツの世界では、”違法ではないがやってはいけない薬物問題”が存在します。それはドーピングです。ドーピングは、スポーツの競技で成績を良くするため、運動能力・筋力の向上や神経の大きな興奮などを目的として、薬物を使用することです。ドーピングは年々厳しくなっていて、意図しない服薬や飲食物、サプリメントの摂取による”うっかりドーピング”を含めて多くの競技で禁止されています。
飲酒・喫煙問題はドーピングとは直結しませんが、”勝利至上主義”と根っこが同じ気がします。心が未成熟な時期の”若気の至り”は仕方ないことですが、やはり自己責任です。どん底からの巻き返しを期待しています。
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