緊急地震速報と囲碁番組
日曜の午後は、囲碁のことはほとんど分からないのに、NHK・Eテレの囲碁番組を見ています。12時から12時半までは『囲碁フォーカス』、12時半からはその続きで『NHK杯テレビ囲碁トーナメント』を見ています。
囲碁フォーカスは、素人向けのコーナーもたくさんあるので、囲碁知識がほとんどない私でも楽しめます。とくに、司会を務める安田明夏初段のホンワカした雰囲気には癒されます。少し前には、両手で三角形をつくる”バランスチャート”という決めポーズを披露していました。番組紹介を見ると、安田さんは現役の大学生でもあるそうです。
この番組の後のトーナメントは、ガチの対局なので素人の私には難解です。ただし最近は、AIによる形勢判断やAIによる候補手が出るので、「こっちの人が優勢なんだな」などと、わかった気になることはできます。なかでもAIによる形勢判断は面白く、時々大逆転を体感することができます。私が見た中での逆転劇は、勝利確率2%くらいからの大逆転でした。それまでずっと形勢不利だった対局者が、相手のたった一手の悪手によって一気に逆転してしまいました。勝負は最後までわかりません。
今日は番組放送で珍事が起こりました。いつものように見ていると、緊急地震速報が画面に現れました。あの不穏な音と同時に、”地震に備えて下さい”というアナウンスが流れました。このとき、「緊急地震速報です」というテロップが、対局の盤面の一部を覆い隠したのです。番組は録画なので、淡々と進みますが、碁石を置く音は聞こえますが、肝心の盤面は全く見えません。もちろん、緊急地震速報の優先順位が一番だということは分かっていますが、囲碁の盤面の一番見たい箇所を覆い隠してしまいました。
こんなハプニングもあるんですね。
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