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ブルー・オーシャンとレッド・オーシャン

まだ『絵に描いた餅』状態ですが、起業を考えています。どんな分野か言ってしまうと競合するので、ここでは言いませんが・・・。

商売は本当に難しいと思います。商品の質が良ければ必ず売れるという、そんな単純なものではありません。事業を展開していくには、様々な要因を考慮しなければなりません。そんな事業戦略でよく出てくる言葉が、レッド・オーシャンとブルー・オーシャンです。単純に直訳すると、赤い海と青い海ですが、この色には深い意味があります。

レッド・オーシャンとは、競合企業との競争によって”血塗られた”既存の事業領域を指しています。レッドの赤は、血の色の赤なのです。レッド・オーシャンでは、限られたパイ(人)を奪い合うため競争も激しく、競合との血みどろの戦いが不可避な状況になりがちです。この典型例が飲食業界です。飲食業の利用者数は、その地域に住む人口に比例しますから、自ずとその数は限定されます。

企業の中で飲食業界の新規開業が最も多いのですが、倒産する数も最も多いのはそのためです。ガンなどでは『5年生存率』という言葉が使われますが、飲食店では5年持つ店は僅かで、10年持つ店はもっと少なくなります。レッド・オーシャンでは、継続的に業績を上げることが難しいのです。

対して、その反対となる概念が、ブルー・オーシャンです。まったく新しい市場を切り開いて創造されたブルー・オーシャンでは、競争自体が無意味になり、高成長・高収益が期待できます。「それじゃぁ、ブルーオーシャンの方が良いじゃん」となりますが、そんな単純な話ではありません。そもそも、”全く新しい市場”を作ることが困難を極めます。ブルーの意味は、”魚のいないきれいな海”の色ということです。

そんな海(市場)が見つかれば、一人勝ちです。そんな綺麗な青い海、どこかにないかなぁ~。

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