
磁気浮上関連で新しい発見がありました。といっても、私が発見したわけではありません。磁気浮上については、過去に記事を書いたことがあって↓↓、このブログのデビュー当時、私の記事のなかで最大のビュー数を稼いでいた記事でした。残念ながら、今では6位にランクダウンしていますが・・・。
磁石を磁石で浮かせることはそれほど難しくはありませんが、磁石ではないものを浮かせるには、少しコツが必要です。反磁性である水を含むカエルなどの生物を浮かそうとすれば、かなりの電力が必要です。しかし、同じく反磁性である黒鉛を含んだシャープペンの芯程度なら、ちょっと強力なネオジム磁石で”少しだけ”浮かせることができます。
タイトル画は黒鉛を含んだ薄い板(紙?)を浮かせている画像ですが、強力なネオジム磁石をN極とS極が交互(市松模様)になるように並べる必要があります。こうすると、磁力が大きくなると同時に、隣同士の磁石との間に大きな磁気勾配が生じます。反磁性のものを浮かせるためには、この強力な磁気勾配が必要なのだそうです。
この磁石の配列に少し工夫を凝らして、永久磁石だけで水滴を浮かせることに成功したという実験が、テレ東の番組で取り上げられていました。その番組の一部がYouTubeにも上がっていたので、それを見ました。やはり、磁気勾配がカギのようで、磁力と磁気勾配を大きくする配置を考案したようです。
チョッと期待して動画を見ましたが、浮かんでいたのは霧吹きで作った、かなり微小な水滴でした。ちょっとがっかりしましたが、これは基礎実験であって、工夫すれば”比較的安価に”大きなものも浮上させられるかもしれません。
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